ウォーターフロントは8月5日、「日傘の利用実態」に関する調査結果を発表した。調査は20~60代の男女1,000名を対象に行われた。

日傘デビューは「30代男性」が最多

日中の日傘利用について、女性は75.2%が日常的に使用しており、すでに定着していることがわかる。一方で、男性は64.8%が日傘を持っておらず、利用率は低いのが現状だ。しかし、日傘の新規利用者の割合を見ると、今年初めて購入・利用する男性は15.6%と、女性の8.2%を大きく上回る結果となった。特に男性30代では23%が新規利用を予定しており、男性における日傘利用が急増していることが明らかになった。

  • 今年日傘デビューをした(しようと思っている)人の割合

日傘の価値観に変化

日傘デビュー層(119名)に「購入した主な理由」を尋ねたところ、最も多かった回答は「熱中症対策のため」(74.8%)で、従来のイメージが強かった「紫外線による日焼けを防ぐため」(51.3%)を大きく上回った。このデータは、日傘に求める価値が「美容」から「安全と快適性」へと大きくシフトしていることを示している。

  • 今年、日傘を初めて購入した/購入しようと思った主な理由は何ですか?(複数回答)

日傘は夏の「必需品」へ

日傘を使用する人にとって、日傘は「手放せない夏の必需品」と回答した人が最も多く、全体の56.7%を占めた。ただ、女性では63.3%が必需品と回答した一方、男性では40.9%に留まり、30.7%が「あったら便利だが、なくても困らない」と回答。年代別では、女性60代の67.1%が日傘を必需品と捉えており、男性20・30代も4割以上が必需品と回答した。

  • あなたにとって、日傘はどのような存在ですか?

男性の約3人に1人は「周囲の目が気になる」

日傘使用について周囲の目を気にするかという質問に対し、全体では83.5%が「全く気にならない」「あまり気にならない」と回答し、他人の目を気にしない人が大多数だった。しかし、女性は74.8%が「全く気にならない」と回答したのに対し、男性は34.7%に留まり、34.1%が「少し気になる」「とても気になる」と回答している。

  • 日傘を使用することについて、周囲の目は気になりますか?

2025年日傘のトレンドは?

「傘ソムリエ」として、豊富な傘の知識を持つ土屋博勇喜氏が、2025年の日傘のトレンドを紹介する。

"高機能な晴雨兼用傘"がスタンダードに

UVカット率/遮光率、晴雨兼用というポイントに加えて、遮熱性の高さや、風に強い耐風機能などの+αの機能・デザインがあるものが人気だという。日傘に求める機能の基準も年々高くなっており、今年は商品がもつ機能性にさらに注目が集まると予想される。例えばUVカット率・遮光率に加えて耐風性能の高いもの、超軽量で持ち運びやすいもの、たたみやすいものなど、+αの機能性がついており、なおかつ撥水性能を持つ毎日使える晴雨兼用傘に注目してほしい、と土屋氏は言う。

美容意識の高い男性にも市場拡大

美容意識の高い男性が増えるなか、紫外線対策への意識も高まりとともに、男性も日傘を当たり前に持つ時代へと変化している。美容だけでなく、熱中症対策など健康面でも日傘を使う男性は増えており、傘メーカーも男性向けの日傘を続々と発売している。デザインも刺繍やレースなど女性をターゲットにしたものから、シンプルで性別を問わないユニセックスデザインへと変化。無地を中心にスーツでも使いやすいスタイリッシュなデザインが人気となっている。