フジテレビ系特番『ザ!戦後80年の映像遺産SP池上彰×加藤浩次の運命の転換点』が、8日(18:30~ ※一部地域は20:00~)に放送。ゲストの山崎怜奈と猪狩蒼弥(KEY TO LIT)が、コメントを寄せた。
この番組は昭和、平成、令和を経て、当時を知る“戦争経験者”が国民の1割を切った今、フジテレビに残る膨大な取材テープを再発掘し、市井の人々から昭和の大スター、そして歴史を変えた政治家まで、貴重な映像を公開するもの。“戦争経験者”の里見浩太朗、“昭和生まれ”の柴田英嗣(アンタッチャブル)、山口もえ、“平成生まれ”の山崎、猪狩ら3世代のゲストが出演する。
第二次世界大戦中に日本軍が行った、爆弾を積んだまま敵艦に体当たりをする特別攻撃部隊は、その隊員の多くが10代の若者たちだった。番組では、特攻隊の成り立ちから「桜花」「震洋」「伏龍」など、それぞれの特攻兵器について解説。さらに、当時の海軍の人権軽視の姿勢と、それにあらがった開発者の葛藤や思い、開発者が戦後復興のシンボルとなったある物を作るに至った経緯も取り上げる。20歳に満たない青年たちが次々飛び立っていく映像に、ゲストらは涙も。
特攻隊で教官を務めた、戦後日本を代表する俳優“世界のミフネ”こと三船敏郎は、多くの10代の若者を特攻隊として見送ったことをどのように感じ、語っていたのか。その真実を秘蔵映像とともに残された遺族が語る。
日本が太平洋戦争に突き進むきっかけとなった、松岡洋右の国際連盟での1時間20分に及ぶ大演説は大失敗に終わったが、松岡は何を失敗したのか。そして帰国直後に彼がとった驚きの行動とは。
戦時中の世論操作や“子ども向けプロパガンダ”“国防婦人会”など、国がいかに国民を戦争に熱狂させ、軍国主義を作りあげていったかも取り上げる。
幼少時に戦争を体験している里見は、幼き日に見たアメリカ軍の爆撃機B29について語る。そして戦後の大女優・高峰三枝子の慰問、山口淑子や田中角栄の戦争体験など、著名人が戦争を語る映像を公開する。
終戦を知らず1972年までグアム島のジャングルに潜伏していた横井庄一さんと、1974年にフィリピン・ルバング島から帰国した小野田寛郎さんの2人が、いかに生き延びたのか映像から読み解く。
戦後の食糧難に際し、国民が“代用食”として食べていたレシピを完全再現するほか、昭和天皇の玉音放送が録音されてから放送されるまでの緊迫の一部始終も公開。MCの池上彰は「戦争は始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しい」と語る。
コメントは、以下の通り。
■猪狩蒼弥
――収録を終えての感想は
「学びがある時間になりましたね。戦争や歴史は、以前から強く関心を持っていた分野なので、改めてYouTubeなどでは見られないような映像や、当時の方々が実際に話されている内容を聞いて、データとしてしか見られていなかった戦争というものが、改めてこういうものなんだと知ることができた時間になりました」
―― 一番印象に残ったのは?
「特攻に行った方というのは、ほとんど僕と年が変わらないか、僕より年下が多くて、戦争経験者で、今の僕と同世代の人は、多くの方が僕と同じ年を迎えられなかったという事実に、改めて考えさせられました」
――視聴者へのメッセージ
「僕らは舞台でも反戦を訴え続けていて、反戦は僕の所属する事務所がずっと訴えていることでもあるので、反戦をモチーフにした舞台もあるし、僕自身も反戦をうたったせりふなんかもたくさん言ったことがあるので、ファンの方々にとっても戦争というのは無条件に忌み嫌うものというか、どんな事情があれ絶対赤信号は渡らないみたいな、戦争は起こさないという認識だと思うので、引き続き、戦争を決して美化しないよう努めて、認識、自分の軸を持つ必要があるということを、皆さんにはお伝えしたいですね」
■山崎怜奈
――収録を終えての感想は
「見ていて苦しくなる瞬間も多々あったんですけれど、目をそらさずに、過去の現実に向き合い続ける覚悟みたいなものが必要だった、そんな収録だったなと思います」
―― 一番印象に残ったのは?
「選び難いのですが、一番は1960年代の、戦争が終わってまだ15年から20年ぐらいしかたってない時に、その当時の若者に街録のインタビューで“8月15日って何の日だか知っていますか?”というふうに聞いた時に、きょとんとしていたあの姿。今の世代の若者が、とかよく語られがちですけれど、戦争が終戦したもう本当にすぐの頃でも、実際に体験した人と、そうでない人とでは、認識が大きく違ったんだなぁっていうのを、過去の映像を見て結構驚きましたね。戦争の悲惨さとか、被爆地、現地の映像はよく目にしていましたけれど、終戦して15年、20年ぐらいたった時の街録インタビューの様子というのは、目にすることが今までなかったので、当時の空気感というのを見て言葉が出なくなりました」
――視聴者へのメッセージ
「アメリカには平和の日というのがなくて、日本は原爆について考える節目の日や終戦の日があって。そういう日本だからこそ、このタイミングで改めて過去に立ち返って、しっかり濃密に、あらゆる角度から加害と被害のどちらの立場からも戦争のことをまとめている番組なので、これを機に考える、そのひとつの材料として受け取っていただけたらうれしいなと思います」
(C)フジテレビ




