国土交通省は、都市鉄道の混雑率調査結果(2024年度実績)を7月29日に公表した。東京圏におけるJR東日本の在来線に関して、埼京線と中央線快速が混雑率160%以上、京浜東北線、東海道線、総武線快速、南武線、武蔵野線が混雑率150%以上となっている。

  • 東京圏におけるJR東日本の在来線で、最も混雑率の高かった路線は埼京線。2024年度の混雑率は163%に

埼京線の最混雑区間は「板橋→池袋」間。2024年度、最混雑時間帯の7時51分から8時51分まで、輸送力2万8,040人(10両×19本)に対し、輸送人員4万5,790人、混雑率163%となった。輸送力は前年度と同じだが、輸送人員が830人増加(2023年度の輸送人員4万4,960人、混雑率160%)している。埼京線は東京メトロ日比谷線と並び、2024年度の混雑率ワースト3位タイ。1位は日暮里・舎人ライナーの混雑率177%、2位は西鉄貝塚線の混雑率164%だった。

中央線快速の最混雑区間は「中野→新宿」間。2024年度、最混雑時間帯の7時35分から8時35分まで、輸送力4万1,440人(10両×28本)に対し、輸送人員6万6,720人、混雑率161%に。輸送力は前年度と同じだが、輸送人員が1,210人増加(2023年度の輸送人員6万5,510人、混雑率158%)した。中央線快速は2階建てグリーン車2両を増結して12両編成とし、2025年3月のダイヤ改正からグリーン車サービスがスタート。輸送力増強に伴う混雑軽減が期待される。

  • 中央線快速のグリーン車サービスは2025年3月からスタート

京浜東北線は2024年度、最混雑区間の「川口→赤羽」間で混雑率156%、「大井町→品川」間で混雑率153%に。東海道線は最混雑区間の「川崎→品川」間で2024年度の混雑率154%となっている。総武線快速は最混雑区間の「新小岩→錦糸町」間、南武線は最混雑区間の「武蔵中原→武蔵小杉」間、武蔵野線は最混雑区間の「東浦和→南浦和」間で、それぞれ2024年度の混雑率153%。各路線とも前年度と比べて輸送力の変化はほぼなかったが、輸送人員の増加により、混雑率も前年度を上回る結果となった。