フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、女性として生きることを選んだ息子と決断を支えた母を追った「母ひとり子ひとりの物語~息子が娘になる日~」を、3日に放送する。

  • 実家で語り合う母と子

「女になって、必ず帰ってきます」――新宿・歌舞伎町のリングでそう叫んだのは、プロレスラーのエチカ・ミヤビ(22)、本名は「とものり」という。幼い頃から感じ続けていた心と体の違和感。10代のとものりはヒゲを生やし「男らしさ」を演じてきた。

だが違和感は年齢と共に大きくなり、次第に心はきしみ、やがて壊れていく。「何度も死のうと思った。でも今は、かわいく見られたい。素直になりたい」…22歳になったとものりさんは、10日後に、タイで性別適合手術を受けることを決めていた。

そんな息子を客席から涙ながらに見つめていたのは母・かずよさん(58)。未婚のまま出産することを決め、一人で産んだ息子。父の顔を知らないとものりさんを祖母と共に育ててきた。そんな一人息子は、手術費用200万円を貯めるため、キャバクラで午前3時まで働き、わずか2~3時間の睡眠でプロレスの練習に励む日々を送っていた。

命の危険も伴う大手術。そして、体を変えることで本当に幸せになれるのか。母としての不安は消えない。そして必要な金をためた息子は「女性として生きる」ことを決め、母と祖母に見送られて、人生を変える大手術へと向かう。

ある日、息子から“娘”になった子とその背中を支える母、2年にわたる親子の葛藤と絆を、大島優子のナレーションで見つめていく。

  • 酔いつぶれるとものりさん

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