東急および東急電鉄は24日、鷺沼駅前地区市街地再開発組合が施行する「鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」と連携した「鷺沼駅改良工事」を実施すると発表した。今年冬頃に着工し、2031年度の竣工をめざす。
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完成イメージ図
鷺沼駅前地区市街地再開発組合は、2024年11月に設立認可を受けて再開発事業を推進しており、東急は事業協力者として事業を支援している。この再開発事業は、商業・住宅・公共施設・交通広場からなる複合再開発を通じ、駅を中心に多様なライフスタイルに対応した都市機能集積と交通結節機能の強化を図る計画となっている。
これと連携して行われる鷺沼駅改良工事は、駅から商業施設、公共施設、周辺地域をシームレスにつなぐ歩行者動線を整備し、駅周辺の交通利便性と回遊性向上を図る。具体的には、再開発ビル地下1階に直結する改札口を新設し、交通広場と駅をつなぐ動線を整備することで、鉄道とバス・タクシー等の乗換え利便性を向上させる。新改札とホームをつなぐエスカレーター・エレベーターへの連絡通路など、動線も整備する。
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駅まち一体の都市空間整備のイメージ
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駅まち一体の鷺沼駅前再開発の主要機能配置図
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南北自由通路イメージ
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駅前広場完成イメージ図
再開発ビル側と駅北口側をつなぐ南北自由通路を新設し、駅を挟んだ南北の分断を解消。自由通路に面した商業施設や、駅・再開発ビルが一体となった駅前広場空間を創出することで、にぎわいを生み出す。旅客トイレの増設とリニューアルも行う。