函館市企業局は、12月1日から運賃を改定すると発表した。初乗り運賃を現行の210円から250円へ値上げし、定期運賃や1日乗車券なども値上げする。

  • 函館市電の超低床電車「らっくる号」

普通運賃はその他、4kmまで現行の230円から270円、7kmまで現行の250円から290円、7km超を現行の260円から300円とし、それぞれ40円値上げ。こども運賃も同様に各区分20円値上げし、改定後に130~150円とする。普通定期券の大人1カ月運賃は、2kmまで現行の8,810円から1万500円、4kmまで現行の9,680円から1万1,340円、7kmまで現行の1万320円から1万2,180円、7km超を1万770円から1万2,600円に改定。3カ月定期、6カ月定期も同様に値上げする。

市電1日乗車券は、現行の大人600円・こども300円から大人800円・こども400円に改定。市電・函館バス1日乗車券も、現行の大人1,400円・こども700円から大人1,600円・こども800円に値上げする。市電24時間乗車券も、現行の大人900円・こども450円から大人1,130円・こども570円に値上げとなる。

新たな定期旅客運賃として、学生等割引市電全線定期、高齢者市電全線定期、免許返納者市電全線定期の3種を導入する。学生等割引市電全線定期は学校または保育所に通う人を対象とし、1カ月7,640円、3カ月2万1,770円、6カ月4万1,260円。高齢者市電全線定期は70歳以上を対象とした定期券で、1カ月6,000円、3カ月1万8,000円、6カ月3万6,000円。免許返納者市電全線定期は、免許を返納した70歳以上の人が、運転経歴証明書の交付を受けた当日から6カ月間に限り購入できる定期券で、1カ月3,000円、3カ月9,000円、6カ月1万8,000円となる。