電撃移籍もある!? ロッテ、トレード注目選手6人。他球団の獲得候補に挙…

プロ野球 最新情報

 昨シーズンはリーグ3位で終えた千葉ロッテマリーンズ。しかし今季は、一転して厳しい戦いが続いている。シーズン後半に向けて、トレード期限日の7月31日までに動きを見せる可能性もありそうだ。そこで今回は、他球団の獲得候補に挙がりそうなロッテのトレード候補を紹介したい。(※今季成績は7月18日時点)

二木康太

・投打:右投右打

・身長/体重:190cm/85kg

・生年月日:1995年8月1日

・経歴:鹿児島情報高

・ドラフト:2013年ドラフト6位

 

 かつては先発ローテーションの一角に君臨していた二木康太。近年は一軍での登板が限られており、今季は正念場のシーズンとなっている。

 

 鹿児島情報高から2013年ドラフト6位で千葉ロッテマリーンズに入団。高卒3年目の2016年に7勝を挙げ、早くから先発として頭角を現した。

 

 

 翌2017年には自身初の規定投球回をクリアし、23試合(143回1/3)を投げ、7勝9敗、防御率3.39を記録。

 

 さらに、2020年には自己最多の9勝をマークし、翌2021年は開幕投手に抜擢されるなど、先発の柱を担った。

 

 しかし、2022年は9試合の登板で2勝4敗、防御率4.18と低迷。その後は故障の影響もあり、2年連続でまさかの一軍登板なしと不本意なシーズンを過ごした。

 

 プロ12年目の今季は、ファームで14試合登板(10先発)、防御率3.06とまずまずの成績を残しているが、一軍での登板機会に恵まれていない。心機一転、トレード移籍も選択肢になり得る状況となっている。

中村稔弥

・投打:左投左打

・身長/体重:178cm/84kg

・生年月日:1996年7月8日

・経歴:清峰高 - 亜細亜大

・ドラフト:2018年ドラフト5位

 

 ショートイニングだけでなく、ロングリリーフなどもこなせる左腕・中村稔弥。落差の大きいツーシームなど持ち味は光るが、なかなか一軍に定着することができずにいる。

 

 亜細亜大から2018年ドラフト5位で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーから一軍デビューを果たした。

 

 

 翌2020年は先発やロングリリーフなどをこなし、16試合登板(11先発)、2勝5敗、防御率4.78を記録した。

 

 2022年以降はリリーフに専念し、2023年は17試合と少ない登板数ながら、3勝1敗、防御率2.31の好成績をマーク。

 

 しかし、昨季もシーズンを通して一軍に定着することができず、17試合の登板に終わった。プロ7年目の今季は、開幕から二軍暮らしが続き、6月12日にようやく一軍昇格。しかし、登板機会は限られている。

 

 ファームでは安定した投球を見せており、あとは一軍で結果を残すのみとなっている。リリーフ左腕が不足している球団は狙い目の存在となるだろう。

石川慎吾

・投打:右投右打

・身長/体重:178cm/80kg

・生年月日:1993年4月27日

・経歴:東大阪大柏原高

・ドラフト:2011年ドラフト3位

 

 “左キラー”として一軍での実績もある石川慎吾。32歳を迎える今季は、勝負のシーズンとなりそうだ。

 

 東大阪大柏原高から2011年ドラフト3位で北海道日本ハムファイターズに入団。高卒3年目の2014年には44試合に出場したが、一軍定着には至らず。2016年オフに交換トレードで読売ジャイアンツに活躍の場を移した。

 

 

 移籍初年度は自己最多の99試合に出場し、打率.242、5本塁打、20打点を記録。2019年には4本塁打を放つ活躍を見せたが、その後は出場機会を減らした。

 

 2023年7月に小沼健太との交換トレードで千葉ロッテマリーンズへ移籍。移籍後は44試合の出場ながら、打率.348、2本塁打、10打点と貴重な戦力となった。

 

 しかし昨季は、一軍と二軍を行き来し、33試合の出場に。今季も二軍では圧巻の数字を残しているものの、一軍では目立つ数字を残せていない。

 

 チームによっては貴重な一軍戦力となり得るだけに、3度目のトレード移籍はあるのか注目が集まる。

東妻勇輔

・投打:右投右打

・身長/体重:172cm/80kg

・生年月日:1996年4月4日

・経歴:智弁和歌山高 - 日本体育大

・ドラフト:2018年ドラフト2位

 

 近年は二軍で好成績を残すも、一軍での登板が限られている東妻勇輔。2021年には37試合に登板した実績を持っており、トレードで獲得を狙う球団もあるだろう。

 

 日本体育大から2018年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーから一軍のマウンドを経験すると、プロ3年目の2021年には自己最多の37試合に登板し、1勝4ホールド、防御率2.88を記録した。

 

 

 2023年には36試合登板、11ホールド、防御率2.91とブルペンを支える活躍。ところが、昨季は6試合の一軍登板となり、防御率11.05と低調な結果に終わった。

 

 プロ7年目の今季は、現時点で6試合の一軍登板にとどまり、防御率6.75となっている。

 

一方、二軍では16試合の登板で3セーブ、防御率0.51をマーク。打者の手元で動くツーシームを武器に、圧倒的なピッチングを見せている。

 

 きっかけを掴めば、再び一軍で飛躍するポテンシャルを秘めるだけに、面白い存在となりそうだ。

大下誠一郎

・投打:右投右打

・身長/体重:171cm/89kg

・生年月日:1997年11月3日

・経歴:白鴎大足利高 - 白鴎大

・ドラフト:2019年育成選手ドラフト6位

 

 今季で移籍3年目を迎える大下誠一郎だが、二軍暮らしが続くなど、苦しいシーズンを過ごしている。

 

 白鴎大から2019年育成選手ドラフト6位でオリックス・バファローズに入団。ルーキーイヤーに支配下登録を勝ち取り、32試合の出場で打率.216、2本塁打、9打点を記録した。

 

 

 しかし、翌2021年以降は出場機会を減らし、2022年オフに開催された現役ドラフトで千葉ロッテマリーンズに移籍。

 

 移籍初年度は、自身初の開幕一軍入り。ムードメーカーとして存在感を示したが、一軍定着には至らず。同年は23試合の一軍出場にとどまり、打率.227、1本塁打、2打点に終わった。

 

 昨季は本職の一塁、三塁に加えて捕手にも挑戦したが、出番は増やせず。内野手に専念した今季は、開幕からファームが主戦場となっている。

 

 二軍では49試合の出場で打率.278、2本塁打をマークしているが、なかなか一軍から声がかからない状況。トレード移籍の可能性も否めない立場となっている。

山口航輝

・投打:右投右打

・身長/体重:183cm/100kg

・生年月日:2000年8月18日

・経歴:明桜高

・ドラフト:2018年ドラフト4位

 

 2年連続で2桁本塁打を記録するなど、主軸打者への成長が期待されていた山口航輝。昨季は不振に苦しむと、今季は新戦力の台頭によって厳しい立場に置かれている。

 

 明桜高から2018年ドラフト4位で千葉ロッテマリーンズに入団。高卒3年目の2021年に一軍デビューし、同年は78試合の出場で9本塁打と持ち前の長打力を示した。

 

 

 翌2022年には102試合出場、打率.237、16本塁打、57打点をマーク。さらに2023年には自身初の規定打席に到達し、打率.235ながら14本塁打を放った。

 

 しかし昨季は、故障離脱もあって51試合の出場にとどまり、打率.200、2本塁打と大きく低迷。

 

 高卒7年目の今季は、5月中旬に一軍へ昇格したが、6試合の出場で打率.176(17打数3安打)と振るわず、6月4日に二軍降格となった。

 

 チームでは高卒5年目の山本大斗や、ドラフト1位ルーキー・西川史礁の存在もあり、苦しい立ち位置に。環境の変化を機に復活を遂げるケースもあるだけに、トレード移籍も選択肢になるだろう。

 

 

【了】