俳優・アーティストののんが主演を務める、ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』(全8話)が9月29日(20:00〜)にスタートする。

  • ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』

のん、“盤上で戦うダークヒーロー”役で主演

『MISS KING / ミス・キング』は、天才棋⼠の⽗に⼈⽣を奪われた主⼈公・国⾒⾶⿃が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、⾃らの⼈⽣を取り戻していくヒューマンドラマ。つらい過去と向き合いながらも、前に進もうとする⼒強い⼥性の姿が丁寧に描かれる。

そんな主⼈公・国⾒⾶⿃を演じるのは、のん。これまでの透明感あふれるイメージを⼀変させ、かつてないほど影のある役に挑戦。抑えきれない怒りを胸に、“盤上で戦うダークヒーロー”役を演じ、新境地を切り開く。監督・脚本を務めるのは、映像監督の⼭岸聖太氏。椿本慶次郎監督と共に、ひとりの⼥性が将棋界の頂点に挑む闘いを、圧倒的な映像美と緻密な⼼理描写で描きだす。

キャスト、監督、プロデューサーコメントは以下の通り。

のん コメント

私⾃⾝、こんなにも不幸な役は演じたことがないというくらい、⾶⿃は惨めな思いをし続けます。ですが将棋の世界に⾶び込んで、⾃分の⼈⽣に⽴ち向かっていく姿が本当に⼒強くて、でもたまに情けなさもあったりして…。どんどん⼈間味が溢れていきます。私としては初めてのダークヒーロー、な気分です。その中で、いろんな敵と対峙したり、⼈とたくさん関わって癒しの存在を⾒つけたり、将棋のおかげで⼼を開いて将棋にのめり込んでいく姿に、本当に勇気をもらえる作品になっています。⽣きている中で嫌な思いや、惨めな思いをすることもあると思うのですが、そういった時に『MISS KING / ミス・キング』が皆さんの⼒になってくれるのではないかなと思います。ぜひご覧ください。

監督・脚本 ⼭岸聖太氏 コメント

「⼥流棋⼠は、棋⼠ではない」という⾔葉を聞きました。⼥性の棋⼠は、いまだに存在していない。何故なのか? …と棋⼠の⽅々に取材をさせて頂く中で、そこにある⼤きな壁を、その世界のとてつもない厳しさを痛感しました。この作品の中でその壁に挑む国⾒⾶⿃を演じるのは、のんさんです。わたしはのんさんに、なにかを起こしてくれそうな、全てを破壊してくれそうな、得体の知れないエネルギーを⽇頃に感じていまして、お会いするとついワクワクしてしまいます。主⼈公⾶⿃にも、そのエネルギーが宿る事を願いながら、脚本を作り撮影を進めました。怒りや絶望から⽣まれるエネルギーが、⼈⽣を変えることもある。『MISS KING / ミス・キング』どうかご覧頂ければ幸いです。

監督 椿本慶次郎氏 コメント

撮影現場のモニターに映る、のんさんの表情や佇まいのほとんどが、これまで⽬にしたことのない姿ばかりでした。打ちひしがれた背中も、⿊く濁る⽬も、闘争に⾼揚する息遣いも、反⾻の怒りを宿した眼⼒も――。なにもかもが新鮮で、強烈な印象を受けたのを覚えています。そんな、清濁が⼊り混じる主⼈公・⾶⿃のあふれる⼈間味で、物語は加速していきます。将棋のルールを知っていても、知らずとも、⼤いに楽しめる⼈間ドラマです。ご期待ください。

プロデューサー ⼩林宙氏 コメント

⼈⽣は選択の連続です。何⾷べようか、どこ⾏こうか、今⽇サボろうか。選択の連続の上に⼈間が出来上がっていくのではないでしょうか。ドラマで描いている将棋は⼈⽣ととても似ています。⼀⼿⼀⼿の選択は有限ですが、無限の組み合わせの連続で、盤⾯が出来上がっていきます。『MISS KING / ミス・キング』は 1 ⼈の⼥性の“選択”のドラマです。まず主⼈公の国⾒⾶⿃は、世界に絶望しています。しかし将棋を使い、苦しみながらも選択し、希望の道を突き進んでいきます。そこにはまさに、⼥性の⼒強い⽣き様があります。圧倒的な世界観で紡がれる物語の上で、のんさんが前に進んでいく主⼈公の⽣き様を熱演してくださいました。是⾮ご覧いただける選択をしてくださると嬉しいです。

(C)AbemaTV,Inc.

【編集部MEMO】
天才棋⼠の⽗のもとに⽣まれた⾶⿃(のん)。⺟と3⼈、仲睦まじい幼少期を送っていたが、ある時⽗は2⼈を捨てて出ていってしまう。⺟と貧しい⽣活を送る⾶⿃だったが、やがて⺟も病で他界し、⾶⿃は孤独の⾝となる。⼀⽅、⾶⿃を⾒捨てた⽗は将棋界で成功を収め、脚光を浴びていた。その姿に殺意が芽⽣えた⾶⿃は、復讐⼼に突き動かされ、ある出来事をきっかけに将棋の世界へと⾜を踏み⼊れる。そして「史上初の⼥性棋⼠」を⽬指すことになる。これは、憎しみに囚われるひとりの⼥性が、将棋を通じて⼈⽣を取り戻していく物語。