【寒川町 観光スポットレポ】神嶽山神苑-御神域で寒川大明神を拝む

寒川町宮山、神嶽山神苑(かんたけやましんえん)をご紹介します。こちらは相模國一之宮として知られる寒川神社の境内にあり、御本殿の真裏に位置しています。寒川神社でご祈祷を受けた方がこちらの神苑に入場することができます。ただし、開苑期間は3月上旬から12月13日までのため、それ以外は閉苑ですのでご注意ください。

ご祈祷とは?

通常の神社の参拝では社殿の前にある賽銭箱にお賽銭を入れて二礼二拍手一礼というのが一般的で、感謝や祈願する事を神様にお伝えします。これに対してご祈祷では社殿の中に入り神職が祝詞をあげて神様に祈願することをお伝えする儀式です。神職の指示に従い玉串拝礼や二礼二拍手一礼などの儀式を行います。ご縁が深いなと感じる神社、ここは何となく良いなと感じる神社など、ぜひご祈祷を受けてみてください。目的は商売繁盛や合格祈願、心願成就の他、寒川神社では全国唯一の「八方除」の守護神として知られています。

私も八方除のご祈祷を受けてきました。

ご祈祷は寒川神社では当日の受付が可能です。神社によっては事前に予約が必要な場合もありますのでご確認ください。

 

神聖な泉からスタート

ご祈祷を受けると入苑券をいただけますので、これを持って神苑に向かいます。本殿に向かって左側から出て進むと外門が見えてきます。こちらで受付を済ませます。

受付からすぐ手水舎がありますのでこちらで手を清めます。手水舎の奥には難波の小池があります。こちらはご本殿の真裏にあり寒川神社の起源に深く関わりのある神聖な泉と伝えられています。最初にこちらをお参りしましょう。

順路にそって進むと裏参拝所があります。ここが神嶽山でこの向こう側に御本殿が鎮座されています。神嶽山を通して大明神を裏から参拝できる場所です。

いざ庭園へ

さらに進むと内門が見えてきます。この先は池泉回遊式庭園となっており、「真」の世界から「草」の世界へと切り替わる結界の意味を成しているそうです。

内門をくぐってすぐ目の前にあるのは「八氣の泉」です。辺りには八方除の精氣が漂っています。

順路にそって進むと左手に茶室の「直心庵(ちょくしんあん)」があります。こちらは毎月一日のみ利用することが出来るそうで残念ながら入れませんでした…

その先の左側に末社の「御祖神社」が見えてきます。こちらには宮山在住の御祖講の講員の祖先が祀られています。

順路に戻ると右手に茶屋の「和楽亭(わらくてい)」があります。こちらでお抹茶とお菓子をいただくことが出来ます。お菓子は選ぶ事ができます。お値段は500円からです。

私は抹茶と生チョコをいただきました。

室内からは池を眺める事が出来ます。一度着席すると席を変更できないので、窓際をご希望の場合には先にお伝えしましょう。

その先にあるのが「方徳資料館(ほうとくしりょうかん)」です。「八方除」についての資料が展示されています。神社の歴史と八方除信仰の根源を知ることが出来ます。

その先にあるのは「石舞台(いしぶたい)」です。こちらでは神楽や雅楽の演奏などが行われます。

そして外門へと戻ります。

神域で和む

この神域はもともとは禁足地(立ち入りが禁止されている区域)とされていた神聖な場所です。神嶽山の杜を形成する草木には「一花一命」の神霊が宿り訪れる皆様を迎え入れてくれます。寒川神社でのご祈祷と併せてこちらの神苑で四季の移ろいとともに和やかな時間をすごしてはいかがでしょう?

神嶽山神苑

営業時間

9:00〜16:00

休苑日

月曜日(祝日は開苑)

※開苑期間は3月上旬から12月13日までのため、それ以外の冬季は閉苑です

アクセス

JR相模線「宮山」駅より徒歩5分

住所:高座郡寒川町宮山3916

駐車場:あり