電撃移籍もある!? 楽天、トレード注目選手6人。他球団の獲得候補に挙が…

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 今シーズンは、4年ぶりのAクラス入りを目指す東北楽天ゴールデンイーグルス。ここまではBクラスに沈んでおり、シーズン後半に向けて、トレード期限日の7月31日までに動きを見せる可能性もありそうだ。そこで今回は、他球団の獲得候補に挙がりそうな楽天のトレード候補を紹介したい。(※今季成績は7月14日時点)

田中和基

・投打:右投両打

・身長/体重:181cm/75kg

・生年月日:1994年8月8日

・経歴:西南学院高 - 立教大

・ドラフト:2016年ドラフト3位

 

 2018年には新人王に輝いた田中和基。しかし、その後は打撃で結果を残せず、代走や守備固めなど控えに甘んじている。

 

 立教大から2016年ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。プロ2年目の2018年に外野のレギュラーに定着すると、打率.265、18本塁打、45打点、21盗塁をマークし、新人王を獲得した。

 

 

 しかし、翌2019年は度重なる故障によって59試合の出場にとどまり、打率.188、1本塁打、9打点と低迷。

 

 2020年には8本塁打を記録したが、レギュラー再奪取には至らず。その後は一軍での打席数が激減している。

 

 昨季はシーズンを通して一軍に帯同し、68試合に出場したが、先発出場はわずか1試合のみ。プロ9年目の今季は、13試合の出場で打率.083(12打数1安打)と苦しみ、5月中旬から二軍暮らしとなっている。

 

 走攻守で高い身体能力を誇る田中。移籍によって復活を遂げるケースもあるだけに、獲得に興味を示す球団もありそうだ。

小孫竜二

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/88kg

・生年月日:1997年9月15日

・経歴:遊学館高 - 創価大 - 鷺宮製作所

・ドラフト:2022年ドラフト2位

 

 即戦力としてドラフト2位指名を受けた小孫竜二。今季はファームを主戦場としており、一軍の戦力になることができていない。

 

 鷺宮製作所時代には最速155キロを計測し、本格派右腕として注目を集めた小孫。 2022年ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、プロ入りを果たした。

 

 

 ルーキーイヤーは二軍で39試合登板、1勝3セーブ、防御率2.88、奪三振率9.70の好成績を残したが、一軍ではわずか4試合の登板にとどまった。

 

 昨季も二軍では先発、中継ぎの両輪で25試合(71回2/3)を投げ、4勝2敗、防御率3.01とまずまずの数字を記録。しかし、制球力に苦しんで一軍定着には至らなかった。

 

 今季は開幕から二軍暮らしが続き、現時点で一軍登板なし。ファームでも25試合登板、防御率6.04と苦しんでいる。

 

 プロ3年目だが、現在27歳と中堅に差し掛かっている年齢も踏まえると、トレード移籍も否定できない立場となっている。

山田遥楓

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/84kg

・生年月日:1996年9月30日

・経歴:佐賀工

・ドラフト:2014年ドラフト5位

 

 移籍2年目ながら、崖っぷちに立たされているのが山田遥楓だ。

 

 2014年ドラフト5位で埼玉西武ライオンズに入団すると、高卒4年目の2018年に一軍デビュー。2021年には内野の守備固めを中心に自己最多の98試合に出場した。

 

 

 翌2022年は74試合に出場したが、同年オフに佐藤龍世との交換トレードで北海道日本ハムファイターズに移籍。しかし、2023年は故障もあって29試合の一軍出場にとどまり、わずか1年で戦力外通告を受けた。

 

 その後、東北楽天ゴールデンイーグルスと育成契約を締結。新天地で再スタートを切ると、昨季は開幕前に支配下登録を奪取。開幕から長らく一軍に帯同し、代走や守備固めで25試合に出場した。

 

 だが、今季は開幕から一軍出場がなく、二軍でも43試合出場で打率.206と結果を残せていない。

 

 それでも、内野の全ポジションをこなすユーティリティー性を備えるだけに、球団によって貴重な戦力になり得る存在だろう。

宮森智志

・投打:右投右打

・身長/体重:193cm/93kg

・生年月日:1998年5月28日

・経歴:呉商 - 流通経済大 - 四国・高知

・ドラフト:2021年育成選手ドラフト1位

 

 2022年には鮮烈な一軍デビューを飾った宮森智志だが、以降は伸び悩むシーズンを過ごしている。今季は苦しいピッチングが続いている。

 

 四国アイランドリーグ・高知ファイティングドックスから2021年育成選手ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。ルーキーイヤーの7月に支配下契約を勝ち取った。

 

 

 同年は、プロ初登板から22試合連続無失点のNPBタイ記録を樹立。最終的に26試合に登板し、1勝1敗7ホールド、防御率1.54の好成績を残した。

 

 ところが、翌2023年は24試合登板、防御率7.71と低調な結果に。昨季は開幕から長らく二軍暮らしが続き、9試合の一軍登板に終わった。

 

 プロ4年目の今季は、一軍では3試合の登板にとどまっており、防御率15.75と安定感を欠いている。

 

 それでも、大型リリーフ右腕として魅了はあるだけに、トレード要員となる可能性もありそうだ。

弓削隼人

・投打:左投左打

・身長/体重:193cm/105kg

・生年月日:1994年4月6日

・経歴:佐野日大高 - 日本大 - SUBARU

・ドラフト:2018年ドラフト4位

 

 193センチの大型左腕として活躍が期待されている弓削隼人。今季は一軍での出番がなく、正念場のシーズンとなっている。

 

 SUBARUから2018年ドラフト4位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りを勝ち取ったが、同年は8試合の登板で3勝にとどまった。

 

 

 翌2020年は2年連続で開幕ローテーション入りも、10試合登板、3勝2敗、防御率5.01と振るわず。その後も先発ローテーションに定着することができず、プロ4年目の2022年からリリーフに転向した。

 

 昨季は自己最多の34試合に登板したが、2勝1ホールド、防御率5.94と安定感を欠いた。

 

 プロ7年目の今季は、現時点で一軍登板はなく、ファームでも22試合登板、防御率5.28と状態を上げられずにいる。

 

 31歳と一軍での活躍が求められる年齢となっている弓削。トレードによって新たな環境に身を置くことも選択肢になるだろう。

津留﨑大成

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/86kg

・生年月日:1997年10月10日

・経歴:慶応高 - 慶応大

・ドラフト:2019年ドラフト3位

 

 ルーキーイヤーには33試合に登板したが、以降はファームを主戦場とするシーズンが続いている津留﨑大成。トレード移籍の可能性も否めない立場となっている。

 

 慶応大から2019年ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。プロ1年目から開幕一軍スタートを切った。

 

 

 同年は最終的に33試合の登板で1勝1敗1ホールド、防御率4.19をマーク。即戦力の働きを見せた。

 

 さらなる飛躍が期待されたが、翌2021年以降は一軍での登板機会が減少。昨季は先発マウンドも経験したが、14試合の登板で1勝1敗、防御率6.85と思うような結果を残せなかった。

 

 プロ6年目の今季は、現時点で4試合の一軍登板にとどまっている。一方、ファームでは21試合登板、3勝2敗、防御率2.42、奪三振率9.00の好成績をマーク。

 

 なかなか一軍に定着できないシーズンが続いているだけに、トレードで新たな環境に身を置くことも選択肢になるだろう。

 

 

【了】