スーパーマンの地球上での名前である“クラーク・ケント”が、自身の“健人”という名前の由来となっているという中島健人にインタビュー。スーパーマンから影響を受けていることや完全新作映画『スーパーマン』(7月11日公開)の魅力、ソロ転身後の変化など話を聞いた。
自身の名前が、スーパーマンのクラーク・ケントに由来しているという話は、3~4歳頃に両親から聞かされたという。
「クラーク・ケントって最初よくわからなかったんですけど、家に『スーパーマン』のビデオがたくさんあって、クリストファー・リーヴが演じた初代の作品を見て、ここから来ているんだなと知った記憶があります」
両親は「クラーク・ケントのように強く、そして健やかな人になってほしい」という思いを込めて名前をつけたそうで、中島は「漢字“健人”にしてもスーパーマンという風に思えるところが、またいいなと思いました」と、とても気に入っているようだ。
普段は大手メディア「デイリー・プラネット」で平凡に働くクラーク・ケントとして生活しているスーパーマン。同僚であり恋人でもあるロイス・レインとの関係を隠して働いているが、中島は「隠し事を楽しんで、クラーク・ケントみたいにミステリアスな部分を永久に作っていきたい」とニヤリ。「ステージ上でスーパーマンになる日も、どこかで潜んでいる時も、スーパーマンのように楽しんでいきたい」と二面性を楽しんでいくつもりだという。
最新作『スーパーマン』は、スーパーマンと、彼を地球の脅威とみなし暗躍する宿敵、天才科学者レックス・ルーサーの戦いを描く物語。中島は本作にとても共感したと言い、「SNS社会で、超人でも世間の声を気にするというところが、今回のスーパーマンのものすごくいいところ」と熱弁する。
そして、世間の評判について「クラーク・ケントのようにSNSを一切見なくなった時期もありました」と告白。
「自分に対して不必要なネガティブなエネルギーはいらないなと。そういうところに目を向けすぎず、情報の取捨選択をすべきだという結論にたどり着きました。後輩や同世代の子たちから相談を受けた時も、『そういう言葉を見すぎない方が、あなた自身のスーパーマンを作れると思う』と言ったことがあります」
そんな時期を乗り越え、SNSとの上手な付き合い方を見つけたそうで、「今は(SNSを)めっちゃ見ています」と笑う。
「自分が作った曲の盛り上げをファンの方がやってくれていたり、ライブの感想だったりというのは、やはりいい力に。背中を押してくれる言葉は自分にとってエネルギーになるので、ネガばかりに目を向けず、ポジティブなものを見るようにしています」