6月13日に公開となった、俳優の小栗旬、窪塚洋介が出演する映画『フロントライン』の興行収入が14億円を突破し、観客動員が100万人を越えているのが明らかとなった。

  • 興行収入が14億円を突破した映画『フロントライン』

『フロントライン』は、新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品。

6月13日に公開となった本作は、全国366館で上映され、公開初日から3日間の動員が25万人、興行収入3億4,699万円を記録し、オープニングの週末観客動員数/興行収入としては、『劇場版 トリリオンゲーム』『#真相をお話しします』に次いで、2025年公開の実写邦画作品としては第3位の成績となった。7月10日の時点で観客動員数は103万人、興行収入は14億円を突破していることが明らかになり、動員ランキングでは4週連続トップ10入りを果たしている。

小栗旬と窪塚洋介が激論を交わす緊迫の本編映像も公開に

また、この度、小栗旬演ずるDMAT(Disaster Medical Assistance Teamの略称)の指揮官・結城(小栗旬)と、窪塚洋介演ずる現場の実働部隊トップ・仙道が激論を交わす、緊迫の本編映像が公開となった。

映像では、DMATに医療スタッフを派遣していた先から「人員を撤退させたい」と伝えられた結城が、仙道とパソコンの画面越しに会話する緊迫のシーンが描かれている。船外から、「大丈夫か?」と仙道を気遣う結城だったが、「船の外から大丈夫かって聞かれても、こっちだってわからないんだよ!」と苛立ちをあらわにする仙道。さらに、「正直感染は怖いよ。どれだけ防御したって、すぐそばで患者がせき込んだ飛沫を浴びてるんだから。そこへ行って来いって、指示出しているのは俺たちだろ」と、現場でのどうしようもできない恐怖と葛藤を結城にぶつける。そんな仙道の言葉 を噛み締めながら、船内の厳しい状況と政府との板挟みに頭を悩ませる結城だったが、最後には、「やれることは全部やる、でしょ、DMATは」という仙道の言葉に背中を押され、結城も静かに覚悟を固めていく。

このシーンは公開直後から観客の間でも特に反響が多く、「窪塚洋介に痺れ散らかしました。『やれることを全部やる』。メイン4人がそれぞれの立場で、矜持を持って覚悟を決め命と向き合っていた。優先すべきは何なのか。敵は、真実は。観て良かった」、「グッときた場面でした。落ち着いた口調の中に感じる苛立ちと強い意志・覚悟。やれることは全部やる。なかなか言い切れる言葉じゃない」、「小栗さん演じる結城さんの葛藤する姿、窪塚さん演じる仙道さんの決断する力。二人のやり取りを見ると涙が溢れてきました」、「やれる事は全部やる。という言葉ってなかなか大人になってから言える言葉ではない。こういう同じ志や目指すべき目的が一緒の仲間って本当に大切」など、目の前の命を救うために覚悟を決める二人のDMATの姿に、多くの人が心を揺さぶられているようだ。

(C)2025「フロントライン」製作委員会