ジョンソン・エンド・ジョンソンは7月3日、「目の健康意識調査」の結果を発表した。同調査は2024年7月~8月、全国の10代~80代の2,144名を対象に、郵送調査で実施した。

  • 「目の健康寿命」2024年

同社では、「自分の目が健康であると自覚している期間の平均」を、「目の健康寿命」と定義している。

日本の平均寿命(厚生労働省 令和5年簡易生命表の概況より)は、男性81.09歳、女性は87.14歳だが、今回の調査では、2024年の「目の健康寿命」は男性61.9歳、女性62.2歳(平均62.1歳)だった。平均寿命と比較して男性は約20年、女性は約25年、「目の健康寿命」の方が短かった。

目の健康調査について尋ねたところ、「目の健康状態が良くない」と自覚している割合が全世代の中で最も多いのは50代(36%)だった。「目の健康意識」の調査を開始した2021年から「目の健康状態が良くない」と自覚している人の割合が最も多い世代はすべての調査年において50代で、「目の不調」を自覚しやすい世代であることがわかった。

  • 目の健康状態を教えてください

「目の症状がある」と回答した人のうち、症状があるにもかかわらず、この1年間「何もしていない」と回答した人は全体で32.1%だった。特に、20代男性、30代男性は4割以上が「何もしていない」と答えている。

同様の質問について、コンタクトレンズ装用者に絞ると、目の症状があるにもかかわらず何もしていないという回答は17%だった。何もしていない理由は、「目の症状が深刻だと思わない」が最も多く、「眼科検査を受けるのが面倒で」「視力が変わっていないから」と続いた。