連日、水の事故による痛ましいニュースを耳にします。その度に、悲しい気持ちとともに、「なんで!」「どうして!」と悔しい気持ちがこみ上げてきてしまうのは筆者だけではないはず。こうした中、内閣府から改めて「サンダルバイバイ」による注意喚起が発信されています。

こどもの川の事故を防ごう
川に流された物を追いかけて、こどもが溺れる事故が発生しています
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ふだんから親子で約束
・流されたサンダルやおもちゃは「バイバイ」する
・サンダルやおもちゃをなくしてもこどもを怒らない
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川で遊ぶ際はライフジャケットの着用を忘れずに!
(@gov_onlineより引用)

  • サンダルバイバイ

子どもの水の事故の原因の一つに、サンダルやおもちゃなどが流れていってしまうのをつい追いかけてしまい、そのまま溺れてしまうというケースが多く見られます。こうした事故をなくそうと誕生したのが「サンダルバイバイ」です。

具体的には、子どもは「サンダルやおもちゃが流されても、追いかけずにバイバイする」、大人は「サンダルやおもちゃをなくしても子どもを叱らない」という約束を、普段から親子間で交わしておくことで、子どもが川で溺れる事故を防ごうという取り組みです。

川に入る直前にお互い声に出して確認するのもいいと思いますが、いざ川遊びをする時になって話そうとしても、テンションが上がってしまっていると、聞いているようで聞いていない……なんてことも。そのため、日頃から話しをしておくことが重要です。

また、子どもは「風船が飛んでいってしまっても追いかけない」「ボールを追いかけて道路に飛び出さない」、大人は「風船やボールがなくなっても叱らない」など、川遊び以外のシーンでもルールを決めておくといいかもしれません。

なお、川は大人にとっても危険な場所です。くれぐれもお酒を飲んで川に入ったり、無茶な飛び込みで命を落とすことのないよう、充分に気を付けてくださいね。