フェネルバフチェへのレンタル加入が濃厚となったデュラン [写真]=Getty Images

 フェネルバフチェがアル・ナスルに所属するコロンビア代表FWジョン・デュランの獲得に迫っているようだ。6月30日、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。

 現在21歳のデュランは母国のエンビガドやメジャーリーグ・サッカー(MLS)のシカゴ・ファイアーを経て、2023年1月にアストン・ヴィラへ加入した。徐々に頭角を表すと、2024-25シーズン前半戦だけで12ゴールをマークするなど、クラブ通算で公式戦78試合に出場し20ゴール1アシストをマーク。メガクラブへのステップアップも噂された中、1月にはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルへ活躍の場を移した。

 そんなデュランだが、サウジアラビア移籍からわずか半年足らずで欧州へ復帰することとなりそうだ。ロマーノ氏によると、2026年6月末までのレンタルでトルコの名門フェネルバフチェへ加入することで全面合意に達したとのこと。移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともに、選手の給与はフェネルバフチェが全額負担することになると付け加えている。

 また、ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、デュランのフェネルバフチェ加入に向けたメディカルチェックはすでに完了していると指摘。獲得を熱望している同クラブのジョゼ・モウリーニョ監督との直接交渉を経て、関係者間での合意が成立した模様だ。

 2024-25シーズンのスュペル・リグを2位で終えたフェネルバフチェでは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが契約満了に伴い今夏で退団。今夏の移籍市場でのストライカーの補強が待たれていた。