
2002年のル・マン クラシック創設以来、その精神と美学を共有するパートナーとして大会を支えてきたリシャール・ミル。ブランド創業者自身やそのファミリーが実際にレースに参加し、クラシックレーシングカーへの深い愛情と機械への情熱を体現してきたことは、単なるスポンサーを超えた特別な関係性であることを示している。
【画像】世界150本限定生産のリシャール・ミルの新作、RM 30-01 ル・マン クラシック(写真6点)
その絆を記念する形で発表されたのが、限定150本の新作タイムピース「RM 30-01 ル・マン クラシック」。本モデルは、ル・マン クラシックの象徴的なグリーンとホワイトを基調に、レーシングカルチャーをデザインと機構に融合させたウォッチとなっている。
チタン製ベゼルとグリーンクオーツTPT®製ミドルケースに加え、文字盤にはサファイアクリスタル越しにル・マン クラシックのロゴが刻まれ、チェッカーフラッグを模した装飾がレースへの敬意を表している。
キャリバーRMAR2には新たに24時間積算計を搭載。伝説的なレースのスタート時刻「16」をグリーンで強調し、レーシングサーキットを思わせるスケルトン構造や、巻き上げ状態を示すクラッチインジケーター、リューズのモードを切り替えるファンクションセレクターなど、極めて高い技術と遊び心が凝縮されている。見た目の美しさと内部構造の精巧さが共存する、まさにル・マン クラシックを象徴する一本である。
なお、今年のル・マン クラシック第12回大会は、2025年7月3日から6日にかけて開催される。1923年から2000年代までのレーシングカー約750台が、13.6kmの伝説的なサルト・サーキットを駆け抜ける。1923年から1981年のル・マン24時間レースに参加した車両が6つの年代別カテゴリーに分かれて競う形式で、迫力あるレースが繰り広げられる予定だ。
ル・マン クラシックには世界中から約1,000人のドライバー、80以上のブランド、200を超えるクラブやコレクターが集結。来場者は9,000台以上のクラシックカーを目にすることができるのだ。