B&ZAIの橋本涼が28日、大阪市内で行われた、ドラマ『ロンダリング』(7月3日スタート、カンテレ 毎週木曜24:15~、フジテレビ 同26:15~ ※FOD先行配信)の取材会に出席した。
ビビり散らす藤原丈一郎「何かおった!」
なにわ男子の藤原丈一郎が主演を務める本作は、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ男・緋山鋭介(藤原)が、事故物件をロンダリングする仕事を通し、社会に切り捨てられて非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い、奮闘する姿を描く社会派ミステリー。橋本は、緋山の前に突如現れる謎の男・P.J.を演じる。
P.J.は、表の顔はコンカフェやガールズバーなどを経営する実業家だが、その実態は危険な半グレ軍団の幹部。時に緋山を妨害し、協力もするキーパーソンだが、緋山に近づく動機も背景も一切明かされない謎の多い人物だ。「こういう正体不明の役を演じるのは初めてなので、すごくワクワクしました」といたずらっぽく笑う橋本は「今後、どんどん明かされていくバックストーリーを頭に入れながら演じるのは、すごく楽しかった」と手応えを語った。
同じ事務所の先輩でもある藤原との本格的な共演は初めて。緋山とP.J.が感情をぶつけ合うシーンが印象に残ったといい、「お互いにアイドルということを忘れて、ひとりの役者としてぶつかれたのがよかった」と振り返った。
「(役に没頭する)集中力がすごい」と俳優としての藤原を絶賛する橋本だが、そんな先輩を「かわいい」と思った場面もあったとか。心霊現象を扱ったドラマとあり、不気味な雰囲気を演出した撮影も多かったようだが、「丈くんがよく言うんですよ“はしもっちゃんの後ろで何か光った!”とか“あそこ、何かおった!”とか。僕も怖かったけど、隣で丈くんがビビり散らかしてたんで逆に冷静になりました(笑)」と裏話を明かした。
「幽霊さんはいらっしゃると思ってる」
そんな橋本は「幽霊さんはいらっしゃると思ってる」と霊の存在を信じているそう。きっかけは、3年ほど前に自らの身に起こった「恐怖の体験」。友人とドライブ中に通りかかった廃墟から「霊が家についてきた」ようで、その日から「僕がお風呂に入っているときにキッチンで音がしたりとか、幽霊がすごく盛り上がっちゃって」と奇怪な現象が続いたという。父親から教えられた神社でお祓いを受けると、音はピタリと収まったそうで「僕の場合は親父にロンダリングしてもらいました」と笑わせた。
2月に結成されたB&ZAIは今月25・26日に神奈川・ぴあMMアリーナで初の単独ライブを成功させたばかり。そのちょうど1週間後に出演ドラマが始まることを「景気いいなと思います!(笑)」と喜ぶ橋本は「アイドルとお芝居、どっちもやれているこの環境がすごく幸せでありがたい」と心境を話した。