翻訳の専門校フェロー・アカデミーは、翻訳学習に関するアンケートの結果を2025年6月25日に発表した。この調査は、2025年4月21日〜28日の期間、翻訳スクール講師18人を対象にインターネットにて実施したもの。

もっとも役立った学習法・習慣は「翻訳学校/通信講座」

翻訳スキルの向上に最も役立った学習法・習慣を尋ねたところ、最も多かったのは「翻訳学校に通う/通信講座を受講する」(94.4%)だった。次いで「実際に翻訳されたプロの文章を読む」(66.7%)、「他の翻訳者との交流会・勉強会に参加する」(50%)、「翻訳コンテストやトライアルに挑戦する」(33.3%)と続いた。

  • ご自身が翻訳スキルの向上に最も役立った学習法・習慣は?

翻訳作業が行き詰まったときの気持ちの切り替え方を見ると、「迷った箇所を保留にして、まずは最後まで訳す」(72.2%)が最も多く、次いで「訳文から一度離れる」(55.6%)、「声に出して訳文を読む」(22.2%)、「翻訳仲間に相談する」(16.7%)と続いた。

  • 翻訳作業が行き詰まったときや、うまく進まないときに、どのように気持ちや思考を切り替えていますか?

翻訳実務に欠かせない教材やツールを尋ねたところ、トップの「辞書」(94.4%)に続き、「Webサイト」(83.3%)、「書籍」(66.7%)、「生成AI(ChatGPTなど)」(61.1%)と続いた。

  • 翻訳の仕事に役立っているものがあれば教えてください