『漫画アクション』にて、1967年から1969年まで連載された漫画家・モンキー・パンチのクライム・サスペンス作品『ルパン三世』。怪盗アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、仲間の次元大介や石川五エ門、峰不二子とともに繰り広げる痛快な物語は、1971年にテレビアニメ化されて以来、映画やOVA、舞台、ゲームなどさまざまな形でメディア展開されており、半世紀以上たった今も多くの人に親しまれています。
6月には、1996年公開の劇場版『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』から約30年ぶりとなる2D劇場アニメーションの新作『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』が公開され、大きな話題となっている同作。そこで今回は、マイナビニュース会員506人を対象に「『ルパン三世』の映画・TVスペシャルで好きな作品」を聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。
『ルパン三世』映画・TVスペシャル人気ランキング
『ルパン三世』の映画・TVスペシャルで好きな作品をマイナビニュース会員506名に聞きました。
- 1位:ルパン三世 カリオストロの城(映画 1979)(54.1%)
- 2位:ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)(映画 1978)(7.7%)
- 3位:ルパン三世 ロシアより愛をこめて(TVSP 1992)(3.9%)
- 4位:ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス(映画 1995)(2.8%)
- 5位:ルパン三世 ワルサーP38(TVSP 1997)(2.6%)
- 6位:LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(OVA 2019)(2.1%)
- 7位:ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(TVSP 1994)(1.6%)
- 7位:ルパン三世 バビロンの黄金伝説(映画 1985)(1.6%)
- 9位:ルパン三世 THE FIRST(映画 2019)(1.4%)
- 10位:ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え(TVSP 1991)(1.2%)
1位: ルパン三世 カリオストロの城(映画 1979)(54.1%)
見事1位に輝いたのは、1979年に公開された劇場版シリーズの第2作『ルパン三世 カリオストロの城』でした。宮崎駿の長編映画初監督作品としても知られる同作は、幻の偽札・ゴート札を追ってカリオストロ公国に訪れたルパンたちが、大公家に伝わる指輪に秘められた宝と偽札の謎に挑む冒険活劇。カーチェイスをはじめとするアクションとアドベンチャー、ルパンと謎の少女・クラリスの淡いロマンス、カリオストロ公国を巡るサスペンスなど、あらゆる要素が詰まったシリーズ屈指の人気作です。
今回のアンケートでも、なんと54.1%の人がこの作品を選ぶという人気ぶり。何度も再放送されているためか「ルパンを知るきっかけになった作品」「はじめて観たルパンの映画」「ルパンの代表作」という声が世代を超えて多く寄せられました。また、宮崎駿監督作品ということもあり、キャラクターの描写、ストーリー展開、挿入されている音楽など「すべてが素晴らしい出来栄えの作品だった」「最高の作品に仕上がっていた」と絶賛する声も相次いでいます。
ユーザーコメント
- 初めて観たルパンの映画で何回観ても面白いから(50代男性/兵庫県/その他)
- カリオストロの城をみてルパンの映画に興味をもったので(50代男性/神奈川県/サービス(その他))
- 最後の銭形の一言が象徴的。ルパンの代表作だから。(50代男性/静岡県/医療・福祉・介護サービス)
- 純愛もあり人間性に溢れた名作(50代男性/福岡県/その他)
- 宮崎駿監督の作品でのちの映画作品の基礎になっていると思えるから。また、キャラクターの描き方が素晴らしいから。(60代男性/大阪府/官公庁)
- オリジナルや初期のルパンとはかなり異なるが、名作と言われるだけあって、ストーリー・音楽・声優のすべてが合わさり最高の作品に仕上がっている(60代男性/奈良県/その他)
2位: ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)(映画 1978)(7.7%)
続いて2位には、1978年に公開された劇場版シリーズの第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』が選ばれました。同作は永遠の命が与えられるという伝説の"賢者の石"をテーマに、自らを神と呼ぶ男・マモーとルパンたちの戦いを描いた物語です。ルパンの処刑という衝撃的なオープニングや激しいカーチェイスなどのアクション、そして遺伝子操作という色褪せない社会性をもったテーマも相まって、1位にランクインした『カリオストロの城』と人気を二分する名作といわれています。
アンケートでは、「善人じゃないルパンがしっかり描かれていた」「ハードボイルドと粋があった」など、原作の雰囲気をよく表現した映画の内容に絶賛の声が寄せられました。また、遺伝子操作という深い作品のテーマにも「考えさせられた」「印象的だった」と高い評価が寄せられています。
ユーザーコメント
- アニメの映画化の最初の作品で何度も観たから(60代女性/北海道/その他)
- 一番最初の映画作品で、衝撃を受けた。(50代男性/神奈川県/流通・チェーンストア)
- 考えさせられるテーマだったから。(40代男性/兵庫県/医療・福祉・介護サービス)
- 原作の善人じゃないルパンがしっかり描かれてるから
- 家族向けに走る前のハードボイルドと粋があった。(40代男性/大阪府/その他)
3位: ルパン三世 ロシアより愛をこめて(TVSP 1992)(3.9%)
3位には、1992年に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されたTVスペシャルシリーズの第4作『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』がランクインしました。同作はロシア革命により滅亡したロマノフ王朝が残しとされる金塊500トンを巡って、ルパンたちと美女・ジュディ、怪僧ラスプーチンの孫を自称するラスプートンが争奪戦を繰り広げるストーリー。タイトルの「ロシアより愛をこめて」は、映画『007』シリーズの同名作品が由来となっています。
アンケートでは「登場人物のやり取りが最高」「愛があって、とても感動した」など、登場人物やストーリーに対して高い評価が寄せられており、多くの人にとって印象的な内容だったことが分かります。
ユーザーコメント
- アクションとロマンが詰まった作品(60代男性/東京都/通信関連)
- どのシリーズも好きですが 登場人物のやり取り最高 中でもルパンは最高(60代男性/福岡県/不動産)
- 愛があって、とても感動したから(50代女性/東京都/その他電気・電子関連)
- 一番印象に残っているから(60代男性/宮崎県/その他)
4位: ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス(映画 1995)(2.8%)
4位には、1995に公開された劇場版シリーズ第4作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』がランクイン。5000万ドルの価値を持つお宝"ノストラダムスの予言書"を巡る、ルパン三世たちと新興宗教集団・ノストラダムス教団の争奪戦を描いた物語で、劇場版シリーズ第3作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』から約10年ぶりに制作された新作劇場版となりました。また同作より、同年3月19日に永眠した山田康雄に代わって、モノマネ番組でおなじみだった栗田貫一がルパン三世の声を担当しています。
同作については、当時話題になっていた"ノストラダムスの大予言"に関連したストーリーが特に印象的だったようで、アンケートでも「巷で噂されたノストラダムスの予言を実行する組織との対決や、実際にオウム真理教事件があり印象に残っている」「ノストラダムスの大予言で興味が湧いた」といった声が寄せられていました。
ユーザーコメント
- 巷で噂されたノストラダムスの予言を実行する組織との対決や、実際にオウム真理教事件があり印象に残っている。(40代男性/静岡県/コンピューター機器)
- 当時のノストラダムスの大予言で興味が湧いたので(40代男性/埼玉県/通信販売・ネット販売)
- ストーリー展開が魅力的におもう(40代男性/神奈川県/輸送用機器(自動車含む))
5位: ルパン三世 ワルサーP38(TVSP 1997)(2.6%)
5位には、1997年に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されたTVスペシャルシリーズの第9作『ルパン三世 ワルサーP38』が選ばれました。『ルパン三世』の生誕30周年を記念した同作は、かつての愛銃・ワルサーP38で銭形警部を撃った犯人が、歴史を陰から操ってきたといわれる暗殺組織「タランチュラ」だと知ったルパンが、自らの過去を精算するため同組織に潜入する物語です。ルパンの過去やワルサーP38にまつわるエピソードが描かれており、原作寄りのダークでシリアスな展開が多いのが特徴です。
アンケートでは、ルパンの愛銃・ワルサーP38が登場するハードボイルドな内容に評価が寄せられたほか、「迫力のある戦闘シーン」や「心に残るストーリー」について言及する声がありました。
ユーザーコメント
- 戦闘シーンが迫力があるから。(40代男性/宮城県/その他)
- 心に残るストーリーだから(30代男性/京都府/精密機器)
- このシリーズはとても面白く拳銃マニアにはたまらない作品だと思います。(50代男性/東京都/その他)
6位:LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(OVA 2019)(2.1%)
6位には、若きルパンたちの邂逅や軌跡を描いたスピンオフ作品『LUPIN THE IIIRD』シリーズより、2019年に公開された第3弾『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』がランクインしました。同作は、抜群の美貌とプロポーションを武器にし、男を惑わせて利用してきた最強のヒロイン・峰不二子にスポットを当てたもの。父親が横領した5億ドルの鍵を握る病弱な少年・ジーンとともに逃走する不二子は、人の心を操る殺し屋・ビンカムに追跡され絶体絶命の危機に陥ります。
ユーザーコメント
- 峰不二子が好きだから(40代女性/兵庫県/その他)
- 謎多き女怪盗でルパンとのやりとりが面白かったです。(50代男性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理)
7位:ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(TVSP 1994)(1.6%)
7位には、1994年に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されたTVスペシャルシリーズの第6作『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』が選ばれています。同作はルパンの祖父であるアルセーヌ・ルパンが、犯行を予告しながら盗むことができなかった"竜の置物"をめぐる、ルパンたちと香港マフィア・陳珍忠の争奪戦を描いたもの。石川五右衛門を中心とした物語になっており、彼の持つ"斬鉄剣"の秘密も明かされます。20年以上にわたりルパンを演じてきた山田康雄のシリーズ遺作となりました。
ユーザーコメント
- 五エ門の活躍が多くて良かった(40代男性/東京都/通信関連)
- 飛行機を真っ二つにするのがかっこいい(40代男性/兵庫県/その他)
7位:ルパン三世 バビロンの黄金伝説(映画 1985)(1.6%)
同じく7位には、1985年に公開された劇場版シリーズ第3作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』がランクインしました。同作は、メソポタミア文明時代のバビロニアで作られたとされる"黄金のバベルの塔"の手がかりを求めてニューヨークへ訪れたルパンたちが、謎の老婆・ロゼッタ、ニューヨークマフィアと三つ巴の黄金争奪戦を繰り広げる痛快活劇。重厚な雰囲気がただよっていた劇場版前2作とは違い、笑いやアクションが満載の全体的に娯楽色が強い作風が特徴です。
ユーザーコメント
- 特にストーリーが面白かったしドキドキワクワクした(40代女性/神奈川県/サービス(その他))
- 古代メソポタミアから現代のニューヨークへバビロンの秘宝をめくるエキサイティング争奪戦でととも面白いです。(60代男性/愛知県/その他)
9位:ルパン三世 THE FIRST(映画 2019)(1.4%)
9位には、2019年に公開された劇場版シリーズ第6作『ルパン三世 THE FIRS』がランクイン。シリーズ初の3DCGアニメーションとして制作された同作は、ルパンの祖父であるアルセーヌ・ルパンがが唯一盗むことに失敗したという伝説のお宝"ブレッソンダイアリー"に挑むルパンたちの活躍を描いています。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『ゴジラ-1.0』などVFXを駆使した作品で知られ、『STAND BY ME ドラえもん』、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』など3DCGアニメも手がける山崎貴が監督・脚本を担当しました。
ユーザーコメント
- たまたまテレビで見ていてすごく面白かった記憶があります。(30代男性/石川県/精密機器)
- 最近の作品でよく覚えてるから(50代男性/神奈川県/ソフトウェア・情報処理)
10位:ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え(TVSP 1991)(1.2%)
10位には、1991年に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されたTVスペシャルシリーズの第3作『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』が選ばれました。湾岸戦争の終了に伴う世界的経済の悪化に対し、ルパン帝国の財宝を活用しようと目論む各国の首相。その財宝のありかが記されているという"ナポレオンの辞書"をめぐって、ルパンたちと銭形警部、CIAの辣腕捜査官ロバート・ホーク、そして各国のエージェントが争奪戦を繰り広げる物語です。
ユーザーコメント
- 銭形警部がカッコよかったと思いました(40代男性/群馬県/その他)
- ストーリー展開が良く、見ごたえがある。(20代男性/大阪府/医療・福祉・介護サービス)
まとめ:名作揃いの『ルパン三世』過去作にも要注目!
アンケートの結果、劇場版シリーズの第2作『ルパン三世 カリオストロの城』が圧倒的な人気で1位となりました。現在までに何度も再放送されていることから「『ルパン三世』を知るきっかけになった作品」という声が世代を超えて多くの人から寄せられおり、宮崎駿らしい作画や感動的なストーリー展開、「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました…… あなたの心です」をはじめとする数々の名言など、作品のお気に入りポイントについて熱いコメントが相次いでいました。
また、2位にランクインした劇場版シリーズの第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』には「ハードボイルドと粋があった」「善人じゃないルパンがしっかり描かれてる」といった声が寄せられており、モンキー・パンチが描いた原作の雰囲気をじっくり味わえる作品であることが分かります。
約30年ぶりに2Dアニメーションとして劇場に帰ってきた『ルパン三世』。ぜひこの機会に、名作揃いの過去作も楽しんでみてはいかがでしょうか。
調査時期:2025年6月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計506人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
