女優の島崎遥香が、CBCテレビの新設ドラマ枠「ドラマトリップ」で放送される『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』(7月31日スタート、毎週木曜24:58~)で主演を務めることが26日、発表された。共演には、昨年12月3日にTOBEに合流しアーティスト名「ISSEI」として活動していくことを発表したISSEIが決定した。

  • 島崎遥香とISSEI

ヤチナツの同名漫画を実写化した本作は、恋愛感情を持つことが普通じゃないとされる世界を舞台に、恋愛感情を持つ主人公を通じて等身大の恋愛観や悩みにフォーカスする異色のラブストーリー。恋愛がない世界で特定の人を好きになる“レンアイ”を自覚し、葛藤する主人公・乙葉を島崎遥香、同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い恋愛感情を隠しながら生きるハレをISSEIが演じる。

このたび世界観が垣間見えるティザー映像も公開された。「恋愛感情がないから、独占欲もないし、相手を決めないから、束縛もない。」と、“恋愛のない世界”における常識を語るのは、乙葉(島崎遥香)とハレ(ISSEI)。続けて語られる「だけど…」の言葉が、乙葉とハレ2人の葛藤とこれからの物語の展開を予感させるティザー映像となっている。

■乙葉役・島崎遥香 コメント

“レンアイ”という感情が存在しない世界で、乙葉はずっと自分のセクシュアリティに違和感を覚えてきました。
乙葉の役をいただいて、”理解されない世界にいながら、自分の気持ちと向き合い前へ進もうとする姿”を丁寧に表現したいと思いました。
乙葉を演じると決めてからは、毎日“恋愛ってなんだろう?”“マイノリティに対してどう向き合うべきか”を考える日々でした。
この作品が、皆さんの心にも何か届くものがあれば本望です。
自分の気持ちに素直になることが、世間から見れば「普通じゃない人」だとカテゴライズされてしまう。その理不尽さや息苦しさを乙葉を通してこれまで以上に深く感じました。
今、周りと違うことで孤独や違和感、息苦しさを感じているなら、その気持ちを否定せず、どうか自分だけは自分を信じてあげてほしいです。たとえ理解されなくても、自分の気持ちと向き合う勇気は、きっと生きる力になるはずだと私は信じています。
そのことを、この作品を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

■ハレ役・ISSEI コメント

最初に台本を読んだとき、その世界観とテーマのユニークさに衝撃を受け、これまで演じたことがない役だったので『ハレ』という役と共に成長したいと思いこの作品に挑戦することを決めました。
現場はとても温かい雰囲気で、共演者やスタッフの皆さんとのチームワークも素晴らしく、充実した時間となりました。
そのおかげで役と真摯に向き合うことができましたので、作品の完成が楽しみです。
このドラマは、「レンアイ」が存在しない世界という大胆な設定の中で、人間関係や感情の在り方を鋭く、そして優しく描いています。
視聴者の皆さんにも、「もし自分がこの世界にいたら」と想像しながら、登場人物たちの揺れる心に共感していただけたら嬉しいです。
ぜひご覧ください。

(C)『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』製作委員会