4月よりフジテレビ系列で放送された『波うららかに、めおと日和』にて、昭和の初々しい新婚夫婦を好演し人気急上昇の女優・芳根京子。高校1年生のときにスカウトされ芸能界入りした彼女は、2013年放送のテレビドラマ『ラスト・シンデレラ』で俳優デビューすると、翌年にはNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』に仲間由紀恵の娘役として出演。初主演映画『物置のピアノ』(2014年)や初主演ドラマ『表参道高校合唱部!』(2015年)などで注目を集めたのち、2016年にNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロインに選ばれました。
さらに2019年には、2018年公開の映画『累-かさね-』と『散り椿』での優れた演技を評価され、「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。以降、映画、テレビドラマ、舞台への出演はもちろんのこと、ナレーションや声優にも挑戦するなど活躍の場を広げています。
そこで今回は、芳根京子の好きなドラマ作品についてマイナビニュース会員296人にアンケートを実施しました。結果をランキング形式でご紹介します。
芳根京子ドラマランキングTOP10
芳根京子が出演したドラマの中で好きな作品を、マイナビニュース会員296人に聞きました。
- 1位:連続テレビ小説 べっぴんさん(16.2%)
- 2位:連続テレビ小説 花子とアン(8.8%)
- 3位:波うららかに、めおと日和(8.4%)
- 4位:まどか26歳、研修医やってます!(6.8%)
- 5位:真犯人フラグ(6.4%)
- 6位:高嶺の花(6.1%)
- 7位:海月姫(5.7%)
- 8位:リーガル・ハイ スペシャル(4.4%)
- 9位:表参道高校合唱部!(3.7%)
- 10位:チャンネルはそのまま!(2.7%)
- 10位:君と世界が終わる日に(2.7%)
- 10位:それってパクリじゃないですか?(2.7%)
1位:連続テレビ小説 べっぴんさん(16.2%)
見事1位に選ばれたのは、2016年にNHKで放送された連続テレビ小説『べっぴんさん』でした。同作は、戦前・戦後の神戸を舞台に、戦後の混乱のなか子ども服作りにまい進し、夢へと向かっていく主人公とその仲間たち姿を描いた物語です。第1週から6週連続で平均視聴率が20%を突破(2016年11月12日現在/ビデオリサーチ・関東地区調べ)するなど、高い人気を誇りました。
芳根が演じたのは、子ども服を扱うアパレルメーカー「ファミリア」の創業者として知られる坂野惇子をモデルとしたヒロイン・坂東すみれ。亡き母から教わった手芸を愛するおっとりとした性格のすみれが、戦争と子ども服作りを通して成長し、日本初の総合子ども用品店を開業するに至るまでを好演しています。
アンケートでは、この作品で「芳根京子という女優を知った」という声が多数あったほか、真面目で意志のしっかりとしたヒロインがぴったりだったという評価が寄せられています。また「普段は見ない朝ドラを見るきっかけになった人」というコメントもあり、芳根が持つ女優としての大きな魅力を感じました。
ユーザーコメント
- 初めて芳根京子という女優を知った作品だから。(50代男性)
- 朝ドラの主演で、とてもピッタリな役でした。毎日楽しみに観ていました。(50代女性)
- ヒロインの不器用でも真面目で一生懸命な姿が印象的だったから(40代男性)
- 普段は見ない朝ドラを思わず見てしまうきっかけになった人だから。(50代女性)
- 意志のしっかりした女性を演じたのが印象的だった(40代男性)
2位:連続テレビ小説 花子とアン(8.8%)
2位には、2014年にNHKで放送された連続テレビ小説『花子とアン』がランクインしました。同作は、ルーシー・モード・モンゴメリによる長編小説『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子をテーマにした物語。山梨の貧しい家に生まれながら、東京の女学校で英語を学び翻訳家となったヒロイン・花子(吉高由里子)の、明治・大正・昭和にわたる波乱万丈な半生を描いています。
芳根が演じているのは、花子の親友である葉山蓮子(仲間由紀恵)と駆け落ち相手である宮本龍一(中島歩)の間に生まれた娘・富士子。オーディションを勝ち抜き、亡き祖母の夢だったという朝ドラデビューを飾った彼女は、初々しい演技で作品に華を添えました。
アンケートでは、芳根の代表作として印象に残っている人が多い様子で、朝ドラならではの爽やかさや本人の持つ可愛らしさなどに評価が集まっていました。「役柄がぴったりだった」というコメントも多数寄せられています。
ユーザーコメント
- やはり代表作であるから(40代男性)
- 朝ドラならではの爽やかな芝居は印象的(40代男性)
- かわいい演技が好きでした(40代男性)
- 本人のキャラクターと役柄がピッタリで演技もあっていて印象的でした。(40代男性)
- 演技がとても魅力的で良かった(50代男性)
3位:波うららかに、めおと日和(8.4%)
3位には、2025年4月よりフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ『波うららかに、めおと日和』が選ばれました。同作は、講談社の公式漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載中の、西香はちによる同名漫画を原作としたラブコメディ。昭和11年を舞台に"交際0日婚"をした恋愛に不慣れな2人の男女が、夫婦という絆を通じて少しずつ成長し、愛を育んでいく様子を描いています。
芳根が演じた江端なつ美は、帝国海軍の中尉・江端瀧昌(本田響矢)の元へ嫁ぐことになった同作の主人公。突然はじまった夫婦生活に戸惑いながらも、懸命に妻として瀧昌を支えようとするピュアで真っ直ぐな女性を表情豊かに演じました。
アンケートでは、「ほんわかしているが芯が通った女性の役があっている」「コメディエンヌとしての才能を再認識した」などのコメントが寄せられたほか、原作の雰囲気を忠実に再現した初々しい新婚夫婦の演技に高い評価が寄せられていました。
ユーザーコメント
- 原作の雰囲気に良くあってる(30代女性)
- かわいい、チャーミングな演技が魅力的(40代男性)
- ほんわかしているが芯が通っている女性の役があっていると思う(50代女性)
- コメディエンヌとしての才能を再認識した(50代男性)
- 昭和戦前時代の新婚夫婦を見事に演じていてとても好感が持てるから。(50代男性)
4位:まどか26歳、研修医やってます!(6.8%)
4位には、2025年1月よりTBS系列で放送されたテレビドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』がランクイン。同作は、水谷緑によるコミックエッセイ『まどか26歳、研修医やってます!』『あたふた研修医やってます。』『離島で研修医やってきました。』を原作に、医大を卒業したばかりの女性研修医が、同期の仲間たちと励まし合いながら人生と向き合う濃厚な2年間を描いた物語です。
主演を務めた芳根が演じたのは、「なんとかなるっしょ!」が口癖ののんきなイマドキ研修医・若月まどか。医師として、女性として人生の選択が迫りくる時期に、令和の働き方改革によって変わりゆく医療現場で、数々の試練にまっすぐ立ち向かっていく姿を好演しています。
アンケートでは、芳根の背伸びをしない等身大の演技が好評だったようで、「無理のない演技だった」「まどかのひたむきな姿が良かった」などの声が寄せられていました。
ユーザーコメント
- まどかのひたむきな姿が良かった(40代女性)
- 無理のない演技だった(50代女性)
- 独特の雰囲気が出て、大好き(40代男性)
- コメディ要素と泣ける話の要素のバランスが良かったので(50代男性)
5位:真犯人フラグ(6.4%)
5位には、2021年に日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ『真犯人フラグ』がランクインしました。同作は、突然失踪した妻と子どもたちを必死に探す男が、日本中から「旦那がころしたんじゃないの?」と"真犯人フラグ"を立てられながらも真実を追っていく物語。企画・原案である秋元康と、2019年に放送された『あなたの番です』の制作陣が手がけた作品で、視聴者とともに真犯人を推理する"考察ミステリー"として話題になりました。
芳根が演じたのは、主人公・相良凌介(西島秀俊)が働く亀田運輸の部下で、事件解決の協力者である二宮瑞穂。追い詰められた凌介を叱咤激励してくれる一方で、視聴者に何度も「真犯人では?」と思わせる怪しさを秘めた女性を好演しました。
アンケートでは、物語のポイントとなる役柄を巧みに演じたことに評価が集まっており、「裏と表の演じ方に見入った」「最後まで犯人かと思わせる演技は、とても印象に残った」など、絶賛する声が寄せられています。
ユーザーコメント
- 裏と表の演じ方が見入ってしまいました。(40代男性)
- ドラマの展開がスリル満点で、ポイントとなる役をうまく演じていたから(50代男性)
- 最後まで犯人かと思わせる演技は、とても印象に残りました。(50代男性)
- ドラマの中で芳根京子さんが着用した衣装が似合っていて素敵でした。ドラマのストーリーも良かったです。(40代男性)
6位:高嶺の花(6.1%)
6位は、2018年に日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ『高嶺の花』でした。同作は、華道の名門に生まれ、美貌、財力、キャリア、才能など全てを持つ女性と、何も持たない平凡な自転車店主が身分違いの恋に落ち、さまざまな試練を乗り越え成長していく純愛エンターテイメント。『101回目のプロポーズ』『高校教師』『ひとつ屋根の下』などで知られる脚本家・野島伸司が"美女と野獣の超格差恋愛"を描いています。
芳根が演じたのは、主人公の天才華道家・月島もも(石原さとみ)の異母妹である月島なな。姉を慕い素直に敬意を表していた心優しい女性が、"運命の相手"と思っていた男性と母の裏切りをへて豹変する、物語の前半と後半でまったく印象が変わる難役をこなしました。
ユーザーコメント
- 内容が面白くキャスティングも抜群だった。(50代男性)
- 最初に見た時に強い印象だったためです(40代男性)
7位:海月姫(5.7%)
7位には、2018年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ『海月姫』がランクインしました。『東京タラレバ娘』などでも知られる東村アキコの同名漫画を原作とした同作は、「女の子は誰だってお姫様になれる」をテーマに、とある兄弟と三角関係になった筋金入りの"クラゲオタク女子"であるヒロインが、恋愛を通して新しい自分や生き方をみつけて行く姿をコミカルに描いています。
主演を務めた芳根が演じたのは、自分たちを"尼~ず(あまーず)"と呼ぶオタク女子たちと、風変わりな青春をおくっているヒロイン・倉下月海。服装やメイクなど自分の外観には無頓着で、自分には女性としてなんの魅力もないと卑下するコンプレックスを抱えたキャラクターを好演しました。
ユーザーコメント
- 難しい役を上手く演じていたから。(50代男性)
- 役柄がマッチしていて可愛いかった。(50代男性)
8位:リーガル・ハイ スペシャル(4.4%)
8位には、2013年にフジテレビ系列で放送された『リーガル・ハイ スペシャル』が選ばれました。同作は、偏屈で毒舌な敏腕弁護士・古美門研介(堺雅人)と正義感の強い新米弁護士・黛真知子(新垣結衣)が繰り広げる法廷ドラマのスペシャル版。昨今問題となっているいじめ問題を取り上げ、公立うさぎがおか中学校で起こった転落事故で骨折した被害者の弁護を請け負った古美門たちと、その前に立ちはだかるライバルたちの戦いを描きました。
芳根は屋上から転落して重傷を負い、意識不明だった2年C組の生徒・小暮和彦の同級生役として出演しています。
ユーザーコメント
- リーガルハイ自体が好きなので。(50代男性)
- 演技力の高さを感じたので(40代男性)
9位:表参道高校合唱部!(3.7%)
9位には、2015年にTBS系列で放送された『表参道高校合唱部!』がランクインしました。同作は、合唱が大好きな転校生が廃部寸前の合唱部を立て直し、歌の力で周囲に起こるさまざまな問題を解決する青春学園ストーリー。高校生役のメインキャストをオーディションで選抜しており、演技力はもちろん、歌唱力やカリスマ性を兼ね備えた次世代の俳優をキャスティングしています。
同作が連続ドラマ初主演となった芳根は、表参道高校へ転校し合唱部を立て直そうと奮闘する主人公・香川真琴を熱演。何事にも全力で向き合う、真っ直ぐで純粋無垢な女の子を爽やかに演じたことが評価され「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の主演女優賞を受賞しています。
ユーザーコメント
- すごい子が出てきたなと思ったから(40代男性)
- 初めて見たときにかわいい子だと思ったから。(40代女性)
10位:チャンネルはそのまま!(2.7%)
10位には、2020年に放送されたHTB開局50周年記念ドラマ『チャンネルはそのまま!』が登場。同作は、札幌のローカルテレビ局を舞台に、謎の"バカ枠"で採用された主人公と、彼女に振り回される同期や周囲のテレビマンたちを描く痛快コメディです。原作は札幌在住の漫画家・佐々木倫子の同名漫画で、総監督を務める『踊る大捜査線』シリーズの本広克行が、バラエティ番組『水曜どうでしょう』の藤村・嬉野ディレクターとタッグを組んで制作しました。
芳根が演じたのは、ローカルテレビ局「HHTV北海道★テレビ」に"バカ枠"で採用された新人記者・雪丸花子。入社以来、失敗続きで周囲に迷惑をかけつつも、不思議と周りで決定的スクープや感動ドラマを生まれるコミカルなキャラクターを好演しています。
ユーザーコメント
- テレビ局の物語ですごく可愛いらしい役だった(50代男性)
- まんがの題材、内容通りにコミカルに役を演じていたこと、演技にかなり見ごたえがありました(40代男性)
10位:君と世界が終わる日に(2.7%)
同じく10位には、日本テレビとHuluによる共同制作のドラマ『君と世界が終わる日に』がランクインしています。同作は、ゴーレムと呼ばれるゾンビのような感染者がはびこる終末世界を舞台に、生き残りを懸けた戦いに身を投じる人々の姿を描いた極限のゾンビサバイバルドラマ。2021年にSeason1を日本テレビ系列で放送した後、Season2〜5までをHuluで独占配信しました。
Season1に出演した芳根が演じたのは、主人公の間宮響(竹内涼真)たちが逃げ込んだショッピングモールで出会った人気女優・中越美亜。ゴーレムと化した彼氏を見捨てられず、嘘と裏切りによって主人公たちをピンチに陥れるヒール役を見事に演じきりました。
ユーザーコメント
- このドラマが、やはり印象的だった(50代男性)
- 数本見た中で一番インパクトがあった(50代男性)
10位:それってパクリじゃないですか?(2.7%)
同じく10位には、2023年に日本テレビ系列で放送された『それってパクリじゃないですか?』がランクイン。原作は奥乃桜子による同名の小説シリーズで、知的財産の知識ゼロの主人公とビジネスに妥協ゼロのエリート上司という凹凸コンビが、知的財産をめぐって起こるさまざまなトラブルに立ち向かうエンタメドラマです。
芳根が演じたのは、舞台である飲料メーカー「月夜野ドリンク」に新設された知的財産部で働く主人公・藤崎亜季。知的財産のプロフェッショナル「弁理士」の資格を持つエリート社員・北脇雅美(重岡大毅)とコンビを組み奮闘する、優しくてちょっとお人好しなキャラクターを好演しています。
ユーザーコメント
- いつものんびりした感じの役を見ていたけど、パクリは勢いがあって新鮮に感じた。(50代女性)
- デビュー当時と違って大人びた雰囲気になってきて、等身大の役だと思った。(50代男性)
まとめ:現在も大活躍中! 芳根京子の今後に要注目
アンケートの結果、芳根京子の出演ドラマで最も人気が高かったのは、NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』でした。2位にも連続テレビ小説『花子とアン』がランクインしており、朝ドラでの演技によって多くのファンを魅了し、心を掴んだことがうかがえます。
上位の作品を見てみると、芳根の可愛らしさはもちろんのこと、彼女が演じる自然体で、芯のある女性像に高い評価が集まっていることが分かります。一方で、5位『真犯人フラグ』では「裏と表の演じ方に見入った」「最後まで犯人かと思わせる演技が印象に残った」との声もあり、そのギャップに驚かされる人も少なくないようです。今後、彼女はどのような作品・役柄でその魅力を発揮してくれるのか。これからの活躍にも要注目です!
調査時期: 2025年6月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計296人
調査方法:インターネットログイン式アンケート