エミナルクリニックは6月24日、「VIO脱毛×梅雨の快適度向上」に関する調査の結果を発表した。調査は2025年6月16日~6月17日、20~40代女性1,005人を対象にインターネットで行われた。
梅雨の時期の気になる悩みは?
「梅雨の時期は、他の季節と比べて不快感を感じやすいと感じますか?」と質問したところ、8割以上が「とても感じる(45.8%)」「やや感じる(35.6%)」と回答した。多くの人が梅雨の不快感を強く認識しており、梅雨特有の気候が日常生活の快適さに影響していると感じる人が多いことがうかがえる。
前問で「とても感じる」「やや感じる」と回答した人に、「具体的にどのような悩みを持っていますか?(複数回答可)」と質問したところ、「肌のべたつき(59.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「汗をかきやすく不快(50.1%)」「服や下着がまとわりつく(42.9%)」と続いた。いずれも湿気や汗による影響がうかがえる内容で、肌や衣類まわりの不快感を意識している人が多いことが見て取れる。
「梅雨の時期、VIOの蒸れや不快感が気になるのはどのようなときですか?(複数回答可)」と質問したところ、「生理中(68.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「外出時に長時間歩いたとき(50.0%)」「寝ているとき(25.8%)」と続いた。生理期間中のデリケートゾーンのムレや不快感が特に問題視されており、湿度と経血が不快感を増幅していると考えられる。また、活動量が増える日中や、体温で布団に熱がこもる就寝時にも不快感が高まりやすい傾向がうかがえる。
続いて、「梅雨の時期を少しでも快適に過ごすために、どのような工夫や対策をしていますか?(複数回答可)」と質問したところ、「制汗剤やデオドラントの使用(40.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「通気性のよい下着や服を選ぶ(38.0%)」「除湿器やエアコンの活用(34.0%)」と続いた。不快感を和らげるために「自分の身体に直接作用するケア」と「室内環境の調整」という2つのアプローチがとられていることがわかる。
4割以上がVIO脱毛に関心があると回答
全員に、「VIO脱毛について、どのように考えていますか?」と質問したところ、4割以上が「興味がある(43.9%)」と回答した。すでに実施されている人も2割程度を占め、多くの女性がVIO脱毛に対して前向きな関心を持っているようだ。
前問で「興味がある」と回答した人に「現在、VIOのムダ毛処理をしていますか?」と質問したところ、半数近くが「している(48.5%)」と回答した。処理をしている人とそうでない人がほぼ拮抗しており、VIOケアの実施状況には個人差があることが見受けられる。
VIO脱毛に「興味がある」「すでに実施している」かつVIOのムダ毛処理を「している」と回答した人に「現在はどのように処理していますか?(複数回答可)」と質問したところ、「自己処理(55.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「脱毛サロン(28.8%)」「医療脱毛(20.3%)」と続いた。
脱毛に関心や実施経験がある層でも、過半数が自己処理を選んでいる実態がうかがえる一方で、脱毛サロンや医療脱毛といったより効果や安全性のある専門的なケアも一定の支持層を集めていることがわかった。
VIO脱毛に対する期待は見た目よりも実用性に偏る結果に
VIO脱毛に「興味がある」「すでに実施している」と回答した人に、「VIO脱毛をする際に、どのようなメリットを期待しますか?(複数回答可)」と質問したところ、「蒸れやニオイが軽減される(63.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「ムダ毛の処理が楽になる(62.8%)」「かゆみや肌荒れが改善される(42.8%)」と続いた。いずれも快適さに直結する項目が目立ち、審美的な動機よりも衛生や負担軽減といった生活上の実利を重視する傾向が明らかになった。
では、関心がありながらも、VIO脱毛に踏み切れない要因にはどんなものがあるのだろうか。
「VIO脱毛をする上で、不安や気になっていることはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「料金(58.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「痛み(45.8%)」「恥ずかしさ(43.1%)」と続いた。費用や施術時の痛み、そしてデリケートゾーン特有の羞恥心が、行動を妨げるハードルとなっているようだ。
最後に、「梅雨の時期の悩みを軽減するために、VIO脱毛は効果的だと思いますか?」と質問したところ、約9割が「とても効果があると思う(29.2%)」「やや効果があると思う(56.3%)」と回答した。VIO脱毛は単なる美容目的にとどまらず、気候変化による不快感の軽減という生活の質(QOL)向上の手段として広く認識されつつあることがわかる。