「貢茶 黒糖烏龍ミルクティー」「貢茶 阿里山烏龍マンゴーティーエード」が、7月1日より全国のセブン-イレブン限定で販売される。
発売に先立ち、6月20日には「貢茶 ペットボトル飲料 新商品発表 & アレンジ体験会」が開催。本商品の監修を行なったゴンチャ ジャパンと中身づくりを行なったキリンビバレッジ、セブン-イレブンの3社の担当者が登壇し、国内のティー市場の盛り上がりや新商品の特長などを紹介した。
■昨年は発売1週間で570万本、想定を超える反響
ゴンチャとキリンビバレッジは昨年、ゴンチャ初のペットボトル飲料「貢茶 黒糖烏龍ミルクティー」「貢茶 阿里山烏龍ピーチティーエード」をセブン-イレブン限定で発売。その直後からSNSや口コミで話題となり、多くのゴンチャファンからも支持されるなど、大きな反響を呼んだ。
「我々の予想をはるかに上回る反響で初年度として大きなステップを踏むことができたと思います。発売1週間の販売合計は2商品で570万本と、約2カ月分の計画数をわずか1週間で達成しました」とは、セブン-イレブン・ジャパン 商品本部飲料・酒・加工食品部マーチャンタイザー大口裕也氏。
セブン-イレブン歴代の中でもトップクラスの販売実績とのことで、大きな手応えを感じたようだ。
「これまでセブン-イレブンのドリンク売り場に足を運ばれていなかった若年層のお客様が、この商品きっかけに新たに来店をされることになりました。本商品は午後の時間帯に買われる傾向が他の飲料よりも比較的強く、新たなご褒美需要のニーズを捉えることができたと考えています」(大口氏)
ゴンチャのマーケティング本部 R&Dシニアスタッフ・木村杏奈氏は、ティーカフェ市場の動向について、「コーヒーチェーン店も積極的にティー専門店を展開するなど、カフェ市場でもティーが盛り上がりを見せています」とコメント。その背景に多様性というお茶の強みを挙げた。
「お茶は種類によっては小さなお子様でも飲めますし、フルーツ・ミルク・スパイスなどのトッピングを自由に組み合わせやすく、好みが細分化している時代にぴったり。ゴンチャではレギュラーメニューだけでも約1万通りのカスタマイズが可能です。お茶自体も紅茶や烏龍茶、日本茶など、色や味わい、香りも様々で、その日の気分や好みに合わせて自分だけの1杯を楽しめます」(木村氏)
■3つのこだわりでゴンチャらしい味わいを再現
3社が今年販売するのは、「貢茶 黒糖烏龍ミルクティー」「貢茶 阿里山烏龍マンゴーティーエード」の2商品。「黒糖烏龍ミルクティー」は昨年品のリニューアル商品として新たに発売する。
「去年の商品はとても満足な出来でしたが、我々3社であればさらに良いものを目指せると考え、昨年8月には弊社からキリンビバレッジ様へ、よりゴンチャらしい味わいにするための改善ポイントを長文でお伝えしました。また、ゴンチャの店舗ではティーエードのメニューも人気なので、その中でも特に人気の高い芳醇で贅沢な味わいのマンゴーと華やかなお茶の組み合わせた商品にも、ぜひチャレンジしたいと思いました」(木村氏)
キリンビバレッジ 商品開発研究所 飲料開発担当の齋藤多実氏は、「烏龍茶の香り」「黒糖の質感」「ミルクの濃厚さ」の3つのポイントにこだわり、「黒糖烏龍ミルクティー」のリニューアルを実施したという。
「とくにティーのこだわりに関しては、ゴンチャ様から烏龍茶の香りが昨年品では少し弱いとのコメントいただいたので、ブラッシュアップしています。烏龍茶の味わいをより引き出すように配合を見直して再設計したことで、よりゴンチャ様の店舗品らしい味わいにアップデートできました」(齋藤氏)
ゴンチャ店舗のティーエードメニューで人気No.1のマンゴーフレーバー「阿里山烏龍マンゴーティーエード」は、今年初登場の商品となる。2商品を合わせて80回ほどの試作と検証を重ねたそうだ。
「ゴンチャ様の『阿里山烏龍マンゴーティーエイド』は、マンゴーの濃厚な甘さがありながら、お茶の爽やかさですっきりとした後味で飲み飽きないことが人気の理由。そうしたポイントを再現できるように中身の開発を行いました。工場ではペットボトル飲料を作る工程でも、ポットで紅茶を入れるような方法でていねいにお茶を抽出しており、本商品でも同じ方法を採用することで、本格的なお茶の香りと味わいを提供しています」(齋藤氏)
さらに、キャップのカラーにゴンチャレッドを採用するなど、パッケージデザインも刷新。ゴンチャらしさを追求した。
■アレンジで多様な楽しみ方も
新商品の販売にあたり、「ゴンチャ店舗で勤務する10~40代男女104名を対象とした、試飲後のスマートフォンによるアンケート調査」を実施した。その結果、リニューアル商品「貢茶 黒糖烏龍ミルクティー」では、実に99%のクルーが「ゴンチャらしさ」を感じると回答したという。
「リニューアル前後の比較では、86%が『美味しくなった』と回答しています。もともとクルー人気が高く、商品化の要望も多かった『阿里山烏龍マンゴーティーエード』もアンケートでは93%の方が『ゴンチャらしさ』を感じるという回答をいただけています」
アレンジで多様な楽しみ方できることもティーの大きな魅力とのことで、本会の後半では新商品とセブン-イレブンの商品を使ったおすすめアレンジティーが提案された。
齋藤氏が紹介したのは、「7プレミアム ぷるるん食感 水わらび白桃」や「7プレミアム 毎日の食卓牛乳」を使った「黒糖烏龍ミルクティー」のアレンジティー。
「昨年品の発売時はSNSで黒糖わらび餅を組み合わせたアレンジティーが話題になりましたが、白桃の味わいと『黒糖烏龍ミルクティー』も非常にマッチし、わらび餅のぷるんとした食感をお楽しみいただけます。また、牛乳を泡立てたミルクフォームを『黒糖烏龍ミルクティー』にトッピングすると、ミルク感がアップしてさらに贅沢な味わいを楽しめます」(齋藤氏)
木村氏は「7プレミアム のむヨーグルト アロエ」や「北海道産牛乳使用 ミルク味わう牛乳寒天」を使った「阿里山烏龍マンゴーティーエード」のアレンジティーを紹介した。
「マンゴーの濃厚な果実の味わいにヨーグルトの酸味をプラスすることで、まるでマンゴーラッシーのような味わいになり、店舗のトッピングでも人気のアロエの食感も楽しめます。『ミルク味わう牛乳寒天』は、牛乳のコクとみかんの爽やかな甘さが、「阿里山烏龍マンゴーティーエード」のすっきりとした味わいととてもよく合います。みかんの果肉で果実感がアップすることもポイントです」(木村氏)
「貢茶 黒糖烏龍ミルクティー」「貢茶 阿里山烏龍マンゴーティーエード」は各192円で7月1日より全国のセブン-イレブンで発売される。