カンテレ・フジテレビ系ドラマ『あなたを奪ったその日から』(毎週月曜22:00~)に主演する北川景子が、きょう23日に第10話が放送される前にコメントを寄せた。
第10話では、ついに美海(一色香澄)が、自分が紘海(北川)によって誘拐された子供であることを知ってしまい、同時に、旭(大森南朋)も萌子が生きていること、そして誘拐犯が紘海であることを知り、物語はいよいよクライマックスへと突入する。
ドラマの終わりが近づいていることを「寂しい」としながらも、「皆様にお届けできるのが楽しみです」と自信をのぞかせるのは、ここまで迫真の演技で視聴者の心をとらえてきた北川。周囲のママ友やパパ友から「おもしろい」「先が気になる」「どうなるか教えて(笑)」と言われることも多いそうだ。
また、同じ母親だからこそ、紘海の気持ちも痛いほど分かるようで、「1話で、娘を失ったあと、保育園で泣くところ、2話で萌子の首をしめようとするところは、本当につらく、忘れられません」と、これまでで特に印象に残ったシーンを振り返った。
最後に、第10話、最終話に向けての見どころについては、「最愛の娘を失い、暗闇の中を生きるしかなかったはずの紘海の人生を照らし続けてくれた美海と向き合うこと、犯した罪を省みること、紘海は母親としてどう行動するのか。行きつく先はどこなのか、ぜひ、ご覧ください」と呼びかけた。
コメント全文は、以下の通り。
――ついにラスト2回の放送となりました。これまでの放送を終えて、今の心境をお聞かせください。
あと2回となってしまい寂しいです。撮影開始から、半年ほどこの作品に携わってきて、終わるのは寂しいですが、皆様にお届けできるのが楽しみです。
――周囲の反応・反響はいかがですか。北川さんに届いたメッセージで、嬉しかったことはどんなものがありますか?
私や夫のママ友、パパ友内での視聴率がものすごく高く、「おもしろい」「先が気になる」「どうなるか教えて(笑)」と、よく言われます。「実際に子供を持っているからか、リアルな芝居だ」と、言っていただけたことはとても嬉しかったです。
――「涙を流すシーン」も多く、複雑な愛情表現など、大変な撮影シーンも多かったのではないかと思いますが、ご自身としてはいかがでしたか?これは忘れられないというシーンはありますか?
日々、大森さんを見つめたり、大森さんの家を見つめたり、灯を想ったり、美海を守りたかったり、忙しい感情でした。連ドラなので、順撮りも難しいので、毎シーン集中して、切り替えてやりました。1話で、娘を失ったあと、保育園で泣くところ、2話で萌子の首を絞めようとするところは、本当につらく、忘れられません。
――座長として、全身全霊で役にも、作品の盛り上げにも取り組んでおられた印象があります。責任感の強さでしょうか。心がけたことやご本人の作品への想いを改めてお願いします。
脚本をいただき、「なんておもしろい作品なんだろう!」とワクワクし、キャスティングをお聞きし、「最高だ!」と思いました。撮りながらも皆様と素晴らしいシーンがたくさん撮れている手ごたえもあり、これはたくさんの方に届いてほしいと強く思いました。一人で作れるものではありません。皆で作ったドラマをとにかく届けたい!という想いでした。
――撮影現場での思い出深いエピソードお教えください。
皆とても仲が良くて、いつも話していました。前室やロケの待機中に、皆さん明るかったこと(キャストもスタッフも)が、救いでした。夜にマックを食べていたら、監督に見られて…おもしろかったです。
――10話や今後の展開の見どころ、視聴者にメッセージをお願いします。
灯を失うことになった背景が明らかになった9話。旭、梨々子、そして江身子までもが自分自身の罪、過ちと向き合い、全てをさらけ出しました。紘海も、灯に対しての自責の念を、苦しい胸中で語りましたが…物語はいよいよクライマックスです。最愛の娘を失い、暗闇の中を生きるしかなかったはずの紘海の人生を、照らし続けてくれた美海と向き合うこと、犯した罪を省みること、紘海は母親としてどう行動するのか。行きつく先はどこなのか? ぜひ、ご覧ください。
(C)カンテレ