ウェザーニューズは6月11日、「天気痛調査2025」の結果を発表した。調査は5月8〜20日、「ウェザーニュース」アプリおよびウェザーニュースのウェブサイトの来訪者2万3,955名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「天気痛を持っている」人は35%、「天気痛を持っている気がする」という人(33%)を合わせると、7割近くの人が天気痛を自覚しているよう。しかしながら、医療機関を受診し「天気痛と診断されたことがある」人はわずか13%だった。
天気痛の具体的な症状を教えてもらったところ、「頭痛」(87%)がダントツに多く、次いで「眠気」(53%)、「肩こり・首こり」(50%)、「だるい」(44%)と続き、男女ともに4位までの項目は同じ結果となった。
また、天気痛の症状がどのくらいの頻度で現れるのかを聞いたところ、「月に数回」が最多の72%。次いで「週に2〜3回」が22%、「ほぼ毎日」が6%という結果に。さらに、「天気痛の症状がひどい季節はありますか?」と質問したところ、過半数が「季節問わず1年中」(54%)症状に悩まされていることが判明。次いで「梅雨」(22%)、「春」(15%)と続き、夏・秋・冬はそれぞれ5%以下と少なかった。
次に、天気痛への対策方法を教えてもらったところ、「薬を飲む(通常量)」が最も多く、「薬を飲む(多め)」と合わせると全体の約7割が実践していることが明らかに。薬に頼る人の割合を都道府県ごとに見ると、多い順に「滋賀県」「香川県」「福井県」となり、一方、我慢する人の割合が最も多かったのは「鳥取県」で、次いで「沖縄県」「島根県」と続いた。
そこで、天気痛の症状緩和のため毎月どのくらいの出費があるのかを尋ねたところ、全国平均は1,995円となり、2023年(1,843円)から152円増加。都道府県別にみると、最もお金をかけるのは「福井県」で2,558円。次いで「滋賀県」(2,523円)、「山形県」(2,488円)、「奈良県」(2,431円)、「鳥取県」(2,381円)が上位に。
一方、最も出費が少なかったのが「高知県」で1,317円。次いで「沖縄県」(1,323円)、「青森県」(1,377円)、「広島県」(1,609円)、「秋田県」(1,683円)となった。
次に、天気痛の症状の生活への影響度合いを調査した。「痛みが一番ひどい時はどのくらいですか?」と質問したところ、3人に1人が「仕事・学校を半日休む程度」(19%)あるいは「仕事・学校を1日休む程度」(17%)と回答。「少し休む程度」(33%)を含めると、7割近くが我慢できないほどの症状であることが明らかに。
また、「天気痛によって仕事や勉強の効率がどれくらい下がる?」と尋ねたところ、「影響なし」と回答した人はわずか8%にとどまり、9割以上が天気痛によって仕事や勉強の効率低下を感じていることが明らかに。中でも「30%低下」したと感じる方の割合が最も多かった。