
2010年頃から計画がスタートした100年に一度ともいわれる渋谷エリアの大規模再開発。東急、JR東日本、東京メトロの3社が一体となって街の大改造を進めていますが、先日、東急により「渋谷まちづくり最新情報発表会」が開催され、これから渋谷がどうなっていくのか、具体的な情報が発表されました。
いよいよ最終段階に入った渋谷の大開発の行方は? 最新情報を3分で分かるようまとめてみます。
◆1. 大規模歩行者デッキが誕生!
その内の1つ、宮益坂方面から道玄坂方面までは、約800メートルの通路でつながりアクセスが向上。途中に設置されるアーバンコア(エレベーターやエスカレーターで上下階が結ばれている縦軸移動空間)を使えば、東急線、JR、東京メトロの乗り換えもスムーズです。
◆2. さらなる眺望施設が登場
◆3. 渋谷スクランブルスクエアが完成
再開発のシンボル的存在・渋谷スクランブルスクエアの東棟の隣に、2031年度、地上10階・地下2階の中央棟と、地上13階・地下3階の西棟が完成予定。商業フロアは3棟合わせると1フロアあたり最大約6000平方メートルとなり、首都圏最大級の商業施設が誕生することとなります。
◆4. 東急百貨店跡地は文化の拠点に?
東急百貨店跡地には地上34階・地下4階の新施設が建設され、2029年度に完成予定。その中には日本初進出となるホテル「ザ・ハウス・コレクティブ」や賃貸レジデンス、そして「Bunkamuraザ・ミュージアム」が拡大移転。隣には大型文化複合施設「Bunkamura」もあり、文化的要素の強い新施設になりそうです。
◆5. 神社も建て替え
以上、100年に1度の再開発の最終形が見えてきた渋谷エリアの最新情報でした。
現在工事で複雑化している渋谷駅。2030年度の歩行者デッキの完成とともにその不便さは解消しそうです。発表会では「それまでにも問題点を解決しつつ工事を行っていきたい」という趣旨の発言もあったので、期待しながら新渋谷駅の完成を待ちたいと思います。
この記事の執筆者:藤丸 由華 プロフィール
東京のラジオ局のアナウンサー時代を含め約30年、東京にこだわった取材を敢行。取材した都内のスポットは2000以上。2008年に独立し、現在はAll About東京ガイド、フリーアナウンサー、2足のわらじで活動。
文=藤丸 由華