高校時代の“盟友“に…プロで再会した元チームメイト(3)かつての「巨人の…

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 順調に日程を消化している2025年シーズンのプロ野球。この世界で活躍する選手の中では、高校時代ともにプレーした同級生コンビも多い。それでも、プロ入りするタイミングは高卒だけでなく大卒、社会人を経てからなど様々なケースがある。ここでは、高校時代のチームメイトで、プロ入りのタイミングが異なった同期コンビを紹介する。

野村祐輔・小林誠司

 

 広陵高でバッテリーを組んだ野村祐輔と小林誠司。野村は大学を経て、小林は社会人野球を経験し、ともにドラフト1位でプロ入りした。

 

 高校では3年夏の甲子園で準優勝を経験した両選手。決勝戦では佐賀北高に8回裏までリードするも、まさかの逆転満塁ホームランを浴びて敗れた。卒業後は野村が明治大に、小林が同志社大に進学。

 

 

 両選手は大学でも躍動した。野村は1年春から結果を残すと、4年秋には東京六大学史上7人目の30勝300奪三振を達成。傑出した成績を残し、2011年のドラフト会議で広島東洋カープから1位指名を受けた。

 

 小林も1年春から出場機会を得ると、大学通算で3度のベストナインを獲得し、4年秋にはMVPを受賞した。その後は社会人野球の日本生命でも活躍を続け、2013年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。

 

 野村はプロ1年目に新人王を受賞。同年は27試合に登板して9勝11敗ながら、防御率1.98とルーキーらしからぬ成績をマーク。2016年には25試合の登板で16勝を挙げた。以降も広島一筋でプレーし、昨季に現役引退を発表した。

 

 一方、小林はプロでも正捕手の座を掴んだが、打撃面では苦しんでいる。昨季は大城卓三の不調もあって出番が増加したが、同年オフにバッテリーを組んでいた菅野智之(現:オリオールズ)がメジャー移籍。さらには甲斐拓也の加入もあり、厳しい立場となっている。

 

 今季で36歳を迎える小林だが、アピールを続けるしかない。

 

 

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【了】