猫がエンジンルームに入り込むのは冬だけじゃない! 6月も要注意な理由とは?

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は2025年6月3日、猫がクルマに入り込んだことによるトラブルについて、注意を呼びかけた。

【画像】エンジンルームの猫に注意!

冬は暖まったエンジンルームに猫が入り込むから、ボンネットをたたいてから出発する、という話を聞いたことがある人は多いはず。だが、暖かい6月も注意が必要なのだ。

猫は春や秋に出産が多いと言われており、6月は春生まれの子猫が活発に動き始める時期。2024年6月1日〜30日の1カ月間で、エンジンルームに猫が入り込んでしまったことによるJAFへの救援要請件数は全国で381件もあった。2024年10月に実施した同様の調査では1カ月で28件だったそうで、6月の救援要請は10月の約13倍にもなっているだ。

■冬と6月だけ気をつければいい? いえ、1年中です

猫は暖かい場所や狭い場所を好むため、季節問わずクルマに入り込んでしまう可能性がある。猫がエンジンルームに入っていることに気づかずエンジンをかけてしまうという痛ましい事故は、発生件数に差はあるものの1年を通じて起きているのだ。

また、猫だけでなく、ネズミやヘビが入り込んだり、鳥が巣を作ったりする事例もあるので、クルマを動かすたびにエンジンルームやタイヤの隙間に何かがいるかもしれないと思って確認することが重要だ。

■どう確認する?

やはりボンネットをたたく(ノックするように優しく)ことが効果的。そして乗車後はエンジンをかける前に猫の気配がしないか確認する。また、猫よけグッズや猫用の忌避剤(臭いなどで近づけさせない薬剤)を用いて猫をクルマに近づけないという方法もある。

万が一、猫に気づかずエンジンをかけてしまった場合は、JAFへ救援要請するか、ディーラーや修理工場に連絡しよう。

〈文=ドライバーWeb編集部〉