オリコンは5月13日、「海外旅行保険」満足度ランキングの結果を発表した。調査は2025年1月7日~1月24日、全国の18~84歳997名を対象にインターネットで行われた。
海外旅行保険に加入した理由
実際に海外旅行保険に加入し補償を適用した997人に、「海外旅行保険に加入しようと思った理由(複数回答)」について聴取したところ、「クレジットカード付帯の保険だけでは補償項目の範囲が不十分と感じたから」が最も多く、62.3%という結果となった。
次いで、「クレジットカード付帯の保険だけでは保険金額が不十分と感じたから」(33.5%)、「クレジットカード付帯の保険はサポートが不十分と感じたから」(25.5%)がつづいており、「クレカ付帯保険だけでは不安」という理由で保険会社の海外旅行保険に加入する人が上位を占めている。また、「旅行先の医療費や医療制度に不安があったから」(25.0%)や、「旅行先の治安に不安があったから」(17.5%)といった旅行先に起因する理由も一定数見られた。
海外旅行で適用した補償内容
「実際に海外旅行で、適用した補償内容(複数回答)」について聴取したところ、「携行品損害(持ち物が盗まれたり壊れたりしたときの補償)」が46.5%と最も多い結果となった。
次いで、「治療費用(病気)」(36.6%)、「治療費用(ケガ)」(29.4%)、「航空機遅延費用」(16.3%)」などが続いている。
また「その他」の中には、航空会社に預けた手荷物の到着が遅れた場合に、旅行中に購入した衣類や生活必需品、身の回り品の費用を補償する「航空機寄託手荷物遅延等費用」などがあった。
「海外旅行保険を適用した旅行先(複数回答)」の上位5項目と、「海外旅行で適用した補償内容(複数回答)」の上位5項目を掛け合わせて集計したところ、ハワイ(46.6%)、韓国(42.0%)、アメリカ合衆国(本土)(38.6%)では、いずれも「治療費用(病気)」の補償を利用した人の割合が、保険を適用した旅行先上位5か国の中でも高い傾向が見られた。
一方で、フランスでは「携行品損害」の適用者が61.8%と最も多く、補償内容の中でも比較的高い傾向が見られた。そのほか、台湾では「航空機遅延費用」の補償を利用した人の割合が28.4%と、ほかの旅行先と比較して相対的に高い結果となった。