高津監督に評価されず…?ヤクルト、前年から1軍出場がない選手6人

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 2025年シーズン開幕からまもなく2ヶ月が経過するプロ野球。各チームで主力選手の不調や故障などのアクシデントが発生しているが、二軍暮らしが続いている選手にとっては、大きなチャンス。是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだろう。そこで今回は、前年から一軍出場がない東京ヤクルトスワローズの選手を紹介したい。

 

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山下輝

・投打:左投左打

・身長/体重:188cm/98kg

・生年月日:1999年9月12日

・経歴:木更津総合高 - 法政大

・ドラフト:2021年ドラフト1位

 

 ルーキーイヤーには日本シリーズで先発マウンドを託されるなど、飛躍が期待された山下輝。だが、その後は故障もあって低迷し、プロ1年目以降は一軍登板がない状況だ。

 

 法政大から2021年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。ドラフト会議後に疲労骨折が発覚し、ルーキーイヤーはリハビリスタートとなった。

 

 

 それでも、同年は二軍で6試合登板、3勝0敗、防御率1.59と結果を残し、シーズン終盤に一軍デビューを飾った。一軍では2試合の登板となったが、プロ初勝利を記録。日本シリーズ第5戦では、先発マウンドに抜擢された。

 

 しかし、翌2023年は左肘のコンディション不良に泣き、まさかの一軍登板なし。昨季はファームで19試合に登板したが、3勝5敗、防御率5.89と苦しみ、2年連続で一軍登板を果たせなかった。

 

 プロ4年目の今季も、開幕から二軍が主戦場に。ここまで5試合に登板し、1勝0敗、防御率2.55と先発として及第点の数字を残している。2025年は是が非でも一軍マウンドに立ちたいところだ。

北村恵吾

・投打:右投右打

・身長/体重:182cm/90kg

・生年月日:2000年12月18日

・経歴:近江高 - 中央大

・ドラフト:2022年ドラフト5位

 

 ルーキーイヤーには一軍の舞台で満塁本塁打を放つなど、印象的な活躍を見せた北村恵吾。だが、プロ2年目の昨季は一軍出場がなく、今季もファーム暮らしが続いている。

 

 近江高、中央大を経て、2022年ドラフト5位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーは一軍で12試合の出場で打率.190、1本塁打、7打点に終わったが、プロ初安打を満塁本塁打で飾るなど、強烈なインパクトを残した。

 

 

 また、同年はファームでも96試合出場、打率.234、10本塁打、46打点と持ち味の長打力を発揮。

 

 しかし、昨季は離脱期間もあり、一軍出場を果たせず。二軍では79試合出場、打率.259、2本塁打、21打点の成績に終わった。

 

 プロ3年目の今季も、開幕からファームが主戦場に。二軍でもここまで33試合に出場し、打率.222、1本塁打、5打点と苦しんでいる。内外野のあらゆるポジションをこなせるだけに、打撃の状態を上げ、一軍昇格のチャンスを掴みたい。

竹山日向

・投打:右投右打

・身長/体重:182cm/86kg

・生年月日:2003年11月2日

・経歴:享栄高

・ドラフト:2021年ドラフト5位

 

 最速150キロ超を計測するなど、高いポテンシャルを秘める竹山日向。高卒1年目に一軍デビューを果たしたが、ルーキーイヤー以降は一軍での登板がない。

 

 享栄高から2021年ドラフト5位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーは体力強化を中心に取り組んだため、二軍で5試合の登板にとどまったが、シーズン終盤に一軍へ昇格。

 

 

 同年は1試合のみの一軍登板となったが、1回1奪三振無失点と上々のデビューを飾った。

 

 翌2023年は春季キャンプ一軍メンバーに抜擢されたが、開幕二軍スタート。同年は二軍で14試合(35回1/3)を投げ、2勝3敗、防御率4.33と思うような結果を残せず、一軍登板なしに終わった。

 

 さらに昨季は、15試合の登板で3勝4敗、防御率8.33と低迷。高卒4年目の今季も二軍暮らしが続き、制球面で苦戦している。まずは投球フォームを固め、浮上の足掛かりを掴みたいところだ。

中川拓真

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/88kg

・生年月日:2002年7月17日

・経歴:豊橋中央高

・ドラフト:2020年ドラフト5位

 

 昨季のシーズン途中に東京ヤクルトスワローズに加入した中川拓真。ここまで一軍での出場経験はない状況だ。

 

 豊橋中央高時代には、高校通算44本塁打を誇る強打の捕手として活躍。2020年ドラフト5位でオリックス・バファローズに入団した。

 

 

 高卒2年目の2022年には二軍で46試合に出場したが、翌2023年は左手の有鈎骨を骨折し、わずか20試合の出場に。同年オフに戦力外通告を受け、育成再契約が打診されていたが、退団を決断した。

 

 昨季は九州アジアリーグ・火の国サラマンダーズでプレー。捕手に故障者が相次いだヤクルトから声がかかり、同年7月に支配下選手としてNPB復帰を果たした。だが、二軍では26試合出場、打率.149と思うような数字を残せず。一軍昇格には至らなかった。

 

 プロ5年目を迎えた今季だが、二軍で打率1割台前半と低調な数字が並んでいる。攻守に爪跡を残し、一軍昇格のチャンスを掴みたいところだ。

沼田翔平

・投打:右投右打

・身長/体重:175cm/80kg

・生年月日:2000年6月24日

・経歴:旭川大高

・ドラフト:2018年育成選手ドラフト3位

 

 東京ヤクルトスワローズに加入し、3年目を迎えた沼田翔平。今季は、是が非でも支配下復帰を勝ち取りたい。

 

 旭川大高(現:旭川志峯高)から2018年育成選手ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。短縮60試合制となった2020年、シーズン開幕前に支配下登録。高卒2年目に2桁背番号を勝ち取った。

 

 

 同年は一軍デビューも飾ったが、5試合登板で防御率10.38と結果は残せず。一方で、ファームでは33試合に登板し、5勝1敗6セーブ、防御率2.86をマークした。

 

 翌2021年には2試合登板、防御率7.71の成績に終わると、同年オフには再び育成契約に。その後、2022年オフに戦力外通告を受けると、ヤクルトに育成選手として入団。

 

 しかし、ヤクルトでは2年続けて物足りない二軍成績に。正念場となる今シーズンは、ここまで11試合登板、防御率2.19と安定したピッチングを見せている。アピールを続け、まずは支配下登録の切符を掴みたいところだ。

鈴木康平

・投打:右投右打

・身長/体重:186cm/92kg

・生年月日:1994年1月21日

・経歴:千葉明徳高 - 国際武道大 - 日立製作所

・ドラフト:2017年ドラフト2位

 

 昨オフに戦力外通告を言い渡され、育成契約で東京ヤクルトスワローズに加わった鈴木康平。31歳を迎えているだけに、移籍初年度から結果が求められるシーズンとなる。

 

 日立製作所から2017年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団。プロ2年目の2019年には先発として19試合に登板し、4勝6敗、防御率4.31を記録した。

 

 

 リリーフに転向した2021年は、自己最多の34試合に登板。1勝2ホールド、防御率3.03の好成績を収めた。しかし、その後は目立つ活躍ができず、2023年5月に廣岡大志との交換トレードで読売ジャイアンツに加入。

 

 移籍初年度は33試合に登板したが、昨季は一軍登板なし。オフに戦力外通告を受け、ヤクルトと育成契約を結んだ。

 

 今季はオープン戦で3試合を無失点に抑えたが、支配下復帰には至らず。開幕後は、ファームで6試合登板(3先発)、1勝3敗、防御率3.86の数字。さらなるアピールを見せ、まずは支配下登録を勝ち取りたい。

 

 

【了】