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プロ野球の世界では、一軍と二軍で大きな壁があり、熾烈な争いを勝ち抜かなければ、チームの戦力として生き残ることはできない。そんな中、昇格とファーム降格を繰り返し、そのままキャリアを終える選手も少なくない。ここでは、一軍に定着できていない横浜DeNAベイスターズの選手を紹介する。
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中川虎大
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/85kg
・生年月日:1999年10月2日
・経歴:箕島高
・ドラフト:2017年育成選手ドラフト1位
昨季はキャリアハイの登板数を記録した中川虎大だが、今季の船出は厳しいものとなった。
箕島高から2017年育成選手ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団。プロ2年目の2019年にファームで好投を続け、シーズン途中に支配下契約を奪取。
同年は二軍で11勝、防御率2.25の成績を収め、最多勝と最優秀防御率の投手2冠を獲得。待望の一軍デビューも飾った。
だが、翌2020年からは一軍で先発の機会を得るも、結果を残せず。2022年以降はリリーフでの起用が中心になった。
2023年から徐々に安定感が増し、2024年は自己最多の31試合に登板。11ホールドポイント、防御率3.19をマークしたが、夏場に右肘のクリーニング手術を受け、シーズン終盤はマウンドに上がれず。
今季は開幕一軍に名を連ねたが、わずか1試合の登板で登録抹消。その後、ファームで好投を続け、5月9日に再昇格を果たしている。
浜地真澄
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/88kg
・生年月日:1998年5月25日
・経歴:福岡大大濠高
・ドラフト:2016年ドラフト4位
かつては阪神タイガースで活躍した浜地真澄も、一軍に定着しきれていない1だ。
福岡大大濠高校からドラフト4位で阪神タイガースに入団。入団当初は故障に悩まされ、マウンドに上がることもできない日々が続いていた。
高卒3年目の2019年に一軍デビューを果たし、21試合に登板したが、防御率6.11の成績。思うような結果を残せず、その後は出番が減少した。
転機を迎えたのは2022年。同年はキャリアハイの52試合に登板し、22ホールドポイント(1勝21ホールド)、防御率1.14の大活躍。大ブレイクを果たした。
ところが、チームがリーグ優勝・日本一を達成した2023年は、30試合登板、防御率5.86と精彩を欠いた浜地。昨季は復活の兆しを見せるも、現役ドラフトにより横浜DeNAベイスターズに移籍した。
移籍後は3試合でマウンドに上がるも、防御率6.00。現状はファームでの調整が続いているが、本来のピッチングを披露できるだろうか。
知野直人
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/85kg
・生年月日:1999年2月16日
・経歴:第一学院高 - BC・新潟
・ドラフト:2018年ドラフト6位
一軍では不本意な数字が続いている知野直人は、崖っぷちを迎えている状況だ。
第一学院高を卒業後、独立リーグの新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団。十分な成績を残したことから、ドラフト6位で横浜DeNAベイスターズへの入団が決まった。
ルーキーイヤーからファームで7本塁打とパンチ力を見せつけた一方、打率は.203と確実性が課題に。しかし、徐々に成績を上げ、2021年から一軍での出場機会を獲得した。
2023年の試合では代打で登場し、逆転満塁ホームランを放つ劇的な活躍を見せた知野。だが、一軍での打率は1割台に沈み、一軍と二軍を往復する日々が続いていた。
今季はファームでの出場のみにとどまっている知野。一軍の戦力争いに後れを取っているだけに、ここから状態を上げていきたい。
京山将弥
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/80kg
・生年月日:1998年7月4日
・経歴:近江高
・ドラフト:2016年ドラフト4位
飛躍のきっかけを掴んだかに思えた京山将弥。しかし、一軍定着には至っていない。
近江高で甲子園を経験した京山は、ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団。プロ2年目の2018年、開幕直後にプロ初登板初先発で初勝利を記録した。
同年は13試合登板で6勝6敗、防御率5.64という数字となった。
しかし、その後は制球難などに悩まされ、勝ち星が伸びないシーズンが続く。中でも2021年は2勝7敗と大きく負け越し、防御率も4.97と不安定なピッチングが目立った。
2023年には一軍登板なしという苦しいシーズンを過ごしたが、昨季はリリーフで新境地を開くと、同年は23試合登板、防御率2.01と結果を残した。
今季は、開幕二軍スタート。ファームでもやや精彩を欠いている。昨季のような安定感を取り戻し、いち早く一軍の戦力となりたい。
蝦名達夫
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/88kg
・生年月日:1997年9月20日
・経歴:青森商 - 青森大
・ドラフト:2019年ドラフト6位
身体能力の高さが光るだけに、もどかしい状況が続いているのが蝦名達夫である。
青森商で高校通算31本塁打をマークすると、青森大では首位打者や最多本塁打のタイトルを戴冠。十分な実績を残し、横浜DeNAベイスターズにドラフト6位入団を果たした。
ルーキーイヤーは、シーズン終盤にプロ初ヒットが初本塁打という上々のデビューを飾った蝦名。翌2021年にはファームで打率.307を記録し、あとは一軍で実績を残すだけの状況になっていた。
2022年は一軍での出場機会が増え、打率.247、3本塁打の数字。また、スピードを活かして6つの盗塁を成功させた。
さらに昨季は、シーズン前半に打撃で結果を残していたが、けがで途中離脱。最終的にキャリアハイの76試合出場で打率.256、3本塁打の数字となった。
さらなる飛躍を期待されている今季も、一軍で出場機会を得ているが、目立つ成績を残せていない。走攻守でさらなるアピールを見せ、レギュラー定着を狙いたい。
東妻純平
・投打:右投右打
・身長/体重:174cm/83kg
・生年月日:2001年7月3日
・経歴:智弁和歌山高
・ドラフト:2019年ドラフト4位
高卒6年目を迎えた東妻純平は、試合に出る機会を得るため、本職以外のポジションにも挑戦している。
智弁和歌山高では、甲子園に5季連続出場。強肩強打の捕手として注目を集め、横浜DeNAベイスターズからドラフト4位指名を受けた。
入団後はバッティングで苦しみ、二軍暮らしとなっていた東妻。一軍の捕手陣に割って入れないシーズンが続いた。
2023年からは一塁や外野のポジションにも本格的に挑戦し、昨季に待望の一軍デビュー。プロ初打席で初安打初打点も記録した。
2025年は、開幕一軍メンバー入り。しかし、出場機会はなく2度登録を抹消されている。ファームでも打率1割台と確実性に課題を残しており、まずは再昇格のために状態を上げたいところだ。
【了】