セルロートが4得点という大活躍を見せた [写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第35節が10日に行われ、アトレティコ・マドリードとレアル・ソシエダが対戦した。

 欧州カップ戦の出場権獲得を目指すレアル・ソシエダが、アトレティコ・マドリードのホーム『エスタディオ・メトロポリターノ』に乗り込んでの試合。レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、この試合にも右ウイングとして先発出場した。

 試合は、立ち上がりからアトレティコ・マドリードが試合をコントロールする展開に。開始すぐの7分、パブロ・バリオスが右サイドからGKとDFラインの間に低い弾道のクロスを通すと、ボックス中央のアレクサンダー・セルロートが左足で合わせ、アトレティコ・マドリードが先制する。

 序盤、このセルロートが凄まじい活躍を見せる。10分、カウンターからボールを持ち込んだセルロートがボックス手前から左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左下に決まり早速“ドブレーテ”。さらに11分、ゴール前でのクリアミスを見逃さなかったセルロートが、こぼれ球を豪快に叩き込んで“トリプレーテ(ハットトリック)”を達成した。

 なんとか立ち直りたいレアル・ソシエダだったが、アトレティコの攻勢は止まらない。30分、セルロートが左サイドからのセンタリングをボックス内で受けると、ワンタッチコントロールからシュートを突き刺し、30分間で自身2度目の1試合4得点を記録する。一方の久保は厳しいマークの中でも好機を演出したが、得点には至らなかった。

 前半で大勢が決したこともあり、レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督は、ハーフタイムに久保建英とミケル・オヤルサバルを下げ、イゴール・スベルディアとアルカイツ・マリエスクレーナを投入。そのレアル・ソシエダは最後まで盛り返せず、アトレティコ・マドリードが4-0でレアル・ソシエダに大勝した。

 次節、アトレティコ・マドリードは15日にアウェイでオサスナと、レアル・ソシエダは13日にホームでセルタと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 4-0 レアル・ソシエダ

【得点者】
1-0 7分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
2-0 10分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
3-0 11分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
4-0 30分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)

【動画】セルロートが1試合で4得点の大活躍!