LIFULL seniorが運営する老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」は4月22日、「ケアマネジャーの業務に対する認識」調査の結果を発表した。3月26日~27日、ケアマネジャーと3カ月に1度以上やり取りを行なったことがある人872名を対象に、インターネットで実施した。
担当ケアマネジャーの業務量について尋ねたところ、「非常に業務量が多く過労に見えた」(14.9%)、「業務量は多いが仕事をこなしているように見えた」(54.9%)と、約7割が業務量の多さを感じていることがわかった。
ケアマネジャーに、本来業務範囲外のことを依頼できると考えている人は70.5%だった。ケアマネに依頼できると考えられているが、実は業務範囲外の仕事トップ3は「定期的な見守り訪問」、「食事や排泄、歩行の介助」、「通院の付き添い、送迎」だった。
老人ホーム探しの手順で、ケアマネジャーに依頼できると思う業務を答えてもらったところ「おすすめの施設を提案してもらう」(68.0%)、「施設に空きがあるか問い合わせる」(60.2%)が多かった。「施設見学に、一緒に来てもらう」(30.4%)、「入居前の施設との面談に同席してもらう」(33.4%)も約3割で、多くがケアマネジャーには施設入居を最後まで伴走する役割があると認識していることがわかった。
担当ケアマネジャー以外で介護の相談ができる人がいたかを尋ねたところ、53.8%が「いた」、46.2%が「いなかった」で、"ケアマネだけが頼り"層は約半数だった。
担当ケアマネジャーを頼りにしていたかどうかを尋ねたところ、93.7%が「とても頼りにしていた」「まあまあ頼りにしていた」と答えた。頼りになるポイントで多かった回答は「親身に相談に乗ってくれる」(52.5%)、「適切なケアプランを提案してくれる」(47.5%)、「対応が丁寧、礼儀正しい」(45.9%)だった。
ケアマネジャーから介護保険外サービスの提案を受けたことがある人は33.3%だった。提案された保険外サービストップ3は「時間外の訪問介護サービス」(33.8%)、「介護タクシーなど移送サービス」(33.1%)、「見守りサービス」(30.7%)となった。