![セルティックで得点量産中の前田大然 [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
セルティックに所属する日本代表FW前田大然が、PFA年間最優秀選手賞を受賞した。
同賞は、スコットランドプロサッカー選手協会(PFA)に登録されている現役選手の投票によって決定。今シーズンはセルティックの同僚であるスコットランド代表MFカラム・マクレガーとドイツ人FWニコラス・グリッド・キューン、そしてダンディーFC所属のスコットランド人FWサイモン・マレーがノミネートされていたが、前田が見事受賞を果たした。
なお、日本人選手が受賞を果たすのは歴代3人目。過去には2006-07シーズンに元日本代表MF中村俊輔氏、2022-23シーズンに日本代表FW古橋亨梧(現:レンヌ)が同賞を勝ち獲っており、前田は2シーズンぶりに日本人選手として栄誉に輝いた。
今シーズンがセルティック在籍4年目となる前田は、左ウイングを主戦場としながら、チーム状況によってはセンターフォワードでもプレーし、得点を量産。セルティックが4連覇を果たしたスコティッシュ・プレミアシップでは32試合出場16ゴール10アシストを記録しており、2シーズンぶりに戴冠を果たしたスコティッシュ・リーグカップでも3試合出場6ゴール1アシストと大暴れ。決勝進出を決めているスコティッシュ・カップでは4試合の出場ながら7ゴールと驚くべき数字を叩き出しただけでなく、チャンピオンズリーグ(CL)でも9試合の出場で4ゴール1アシストを記録し、欧州の舞台でも確かなインパクトを残した。公式戦通算で見ると、48試合出場33ゴール12アシストをマークしている。
なお、セルティックは4日、クラブ年間表彰式を開催。この年間表彰式は毎年5月に行われており、男女トップチームのシーズン最優秀選手賞を筆頭に、最優秀若手選手賞、全公式戦対象の得点王、最優秀ゴール賞、最優秀アカデミー選手賞(※ここまですべてファン投票によって決定)、そして選手投票によって決定する男女トップチームのシーズン最優秀選手賞が表彰される。前田は得点王、ファン投票の最優秀選手賞、選手投票の最優秀選手賞の“個人3冠”に輝いた。
クラブ年間表彰式後、前田はクラブ公式チャンネル『セルティックTV』のインタビューに応じた。「これだけのシーズンになることを想像していたか?」との問いには、「想像はしていませんでしたが、今まで積み重ねてきたことを今季もやっただけなので、それが結果につながってよかったです」と返答。残る公式戦4試合でさらに得点を伸ばす可能性もあるが、「チームの勝利に貢献できるようなゴールやアシストができればと思っています」と意気込んだ。
また、チームメイトからの投票で最優秀選手賞に輝いたことについては、「チームメイトから認められたのが1番嬉しいですし、感謝したいと思います」と正直な心境を告白。ファン・サポーターに対しては「加入当初は厳しい声もありましたが、それが僕の力にもなっていました。感謝しています」と語った。
【動画】セルティックの年間表彰式で前田が“個人3冠”