ヤクルトじゃなければ…?他球団なら主力クラスとなり得る選手6人。1軍戦力…

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 セントラル・リーグ連覇から一転、2年連続でBクラスに沈んでいる東京ヤクルトスワローズ。今季は巻き返しを図るシーズンとなり、若手の台頭が不可欠となる。そんな中、今季も一軍での出場機会に恵まれない選手も存在する。ここでは他球団なら主力となり得るヤクルトの選手を紹介したい。

 

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橋本星哉

・投打:右投左打

・身長/体重:178cm/85kg

・生年月日:2000年9月18日

・経歴:興国高 - 中央学院大

・ドラフト:2022年育成選手ドラフト1位

 

 二軍では打撃で存在感を発揮している橋本星哉。しかしながら、一軍ではポジションがない状況となっている。

 

 中央学院大から2022年育成選手ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーから二軍で70試合に出場し、打率.282、2本塁打、14打点と光るものを見せた。

 

 

 翌2024年5月に支配下登録を勝ち取ると、シーズン終盤に一軍デビュー。一軍では1試合の出場に終わったが、二軍では103試合出場、打率.261、7本塁打、42打点、8盗塁の好成績を収めた。

 

 プロ3年目の今季は開幕一軍メンバーに名を連ねたが、試合出場がないまま二軍降格。しかし、以降はファームで結果を残し、4月27日に再昇格を果たした。

 

 現在は捕手登録ながら、三塁や外野に取り組んでいる。だが、守備に課題があることや三塁ではFA加入の茂木栄五郎が活躍していることもあり、一軍での出場機会は限られている。

 

 一軍のレギュラーを奪取するためには、守備面のレベルアップが不可欠といえそうだ。

高梨裕稔

・投打:右投右打

・身長/体重:188cm/94kg

・生年月日:1991年6月5日

・経歴:土気高 - 山梨学院大

・ドラフト:2013年ドラフト4位

 

 投手不利の神宮球場で健闘しているのが、高梨裕稔だ。

 

 2013年ドラフト4位で北海道日本ハムファイターズに入団。プロ3年目の2016年は、中継ぎで開幕一軍入りを果たすと、シーズン途中から先発に転向。同年は37試合登板(14先発)で10勝2敗1ホールド、防御率2.38の活躍で新人王に輝いた。

 

 

 しかし、以降も先発の一角を担ったものの、徐々に成績が下降。2018年オフに交換トレードで東京ヤクルトスワローズへ移籍となった。

 

 新天地でも主に先発として起用され、2022年には20試合登板、7勝9敗、防御率4.30を記録。

 

 その後はやや低迷したものの、今季は開幕ローテーション入りし、2試合の登板で防御率1.00と安定した投球を見せている。

 

 高梨の投球はフライを多く打たせる傾向にあり、狭い神宮球場を本拠地とするため、被本塁打の多さが課題となっている。他球場を本拠地としていれば、もっと成績が残しているだろう。

岩田幸宏

・投打:左投左打

・身長/体重:175cm/79kg

・生年月日:1997年7月31日

・経歴:東洋大姫路高 - ミキハウス - BC・信濃

・ドラフト:2021年育成選手ドラフト1位

 

 昨季は支配下契約を勝ち取るなど、飛躍の足掛かりを掴んだ岩田幸宏。今季はレギュラー奪取を狙うシーズンとなっている。

 

 東洋大姫路高から社会人・ミキハウスに進み、4年間プレー。その後、BCリーグ・信濃グランセローズに移り、加入2年目を迎えた2021年ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから育成1位指名を受けた。

 

 

 ルーキーイヤーから二軍で81試合出場、打率.275、22打点、15盗塁と持ち味を発揮。プロ3年目の2024年開幕直後に支配下登録を勝ち取った。

 

 同年は代走や外野の守備固めを中心に81試合に出場し、打率.228、1本塁打、7打点、10盗塁を記録。特に俊足ぶりが目立ち、盗塁成功率10割を誇った。

 

 プロ4年目の今季は「2番・中堅」で開幕スタメンに抜擢。しかし、以降は途中出場がメインとなっている。

 

 チームには並木秀尊、丸山和郁など脚力を武器にする外野手が多く激しい争いが強いられている。走攻守で頭抜けたパフォーマンスを見せたい。

宮本丈

・投打:右投左打

・身長/体重:181cm/82kg

・生年月日:1995年4月3日

・経歴:履正社高 - 奈良学園大

・ドラフト:2017年ドラフト6位

 

 勝負強い打撃と優れた選球眼が光る宮本丈。代打での起用がメインになっているが、他球団であれば、レギュラーとなっていた可能性も秘める存在だ。

 

 2017年ドラフト6位で東京ヤクルトスワローズに入団。プロ3年目の2020年は故障に苦しんだ山田哲人に代わって出場機会を増やした。

 

 

 同年は94試合出場、打率.274、2本塁打、12打点、出塁率.361の好成績を残した。

 

 翌2021年は62試合の出場となったが、打率.286をマーク。特に代打打率.313を残すなど、殊勲打が目立った。その後もレギュラー奪取には至らないものの、一軍戦力として活躍。

 

 昨季は60試合出場、打率.259、6打点、出塁率.313を記録した。本職とする二塁に加え、一塁や外野をこなすが、山田やホセ・オスナなど外国人選手がおり、ここまでスタメン出場の機会は限られる。

 

 それでも、チームに欠かせない選手となっており、今季も開幕から一軍の戦力として起用されている。

原樹理

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/79kg

・生年月日:1993年7月19日

・経歴:東洋大姫路高 - 東洋大

・ドラフト:2015年ドラフト1位

 

 一時は先発陣を牽引する働きを見せていた原樹理。ここ数年は厳しい立場に置かれ、リリーフ起用がメインとなっている。

 

 東洋大から2015年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーから先発マウンドを経験し、プロ3年目の2018年には30試合登板、6勝7敗、防御率3.09の好成績を残した。

 

 

 その後は故障に苦しむ時期もあったが、2021年はシーズン後半から先発ローテーションに定着。

 

 同年は9試合登板ながら3勝1敗、防御率2.3をマークし、リーグ優勝に貢献した。翌2022年には自己最多の8勝を挙げた。

 

 しかし、2023年はまさかの一軍登板なし。昨季はシーズンの大半をファームで過ごし、一軍では7試合のリリーフ登板にとどまった。

 

 30歳を過ぎたこともあり、チームで厳しい序列となり、先発ではなく、中継ぎでの起用が続いている。プロ10年目の今季は崖っぷちから這い上がることができるか。

松本直樹

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/82kg

・生年月日:1993年10月17日

・経歴:丸亀高 - 立教大 - 西濃運輸

・ドラフト:2017年ドラフト7位

 

 昨季はチームの捕手では2番目に多い60試合に出場し、攻守で貢献を見せた松本直樹。だが、スタメンマスクになかなか恵まれない立場にある。

 

 西濃運輸から2017年ドラフト7位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーから一軍デビューを果たし、翌2019年には一軍で33試合に出場した。

 

 

 2021年には二軍で60試合出場、打率.322、4本塁打、30打点の好成績をマーク。しかし、正捕手・中村悠平の存在や古賀優大、内山壮真といった若手捕手の台頭があり、一軍での出場機会が限られた。

 

 それでも、昨季は捕手陣に故障が相次いだこともあり、一軍では自己最多の60試合に出場し、打率.269、1本塁打、11打点を記録。守備面では盗塁阻止率.483をマークするなど、攻守で存在感を示した。

 

 プロ8年目の今季は、開幕一軍スタートを切ったが、中村悠が主戦捕手となっており、スタメン出場はごくわずかだ。

 

 実力を鑑みると、他球団であれば、正捕手格として起用されていてもおかしくない存在だろう。

 

 

【了】