平城宮跡歴史公園(奈良県奈良市)は5月3日、ゴールデンウィークイベント「天平への誘い2025」を開催する。
同イベントでは、奈良時代の歴史や文化を体感できる様々な催しが用意されている。平城京天平行列実行委員会とともに、奈良時代を今に伝えつつ、奈良のにぎわい創出を目指す。
「天平行列」は、東大寺建立の詔(みことのり)を発せられた聖武天皇と光明皇后のご遺徳を偲び、お二人を中心に行われる行列。平城宮跡の朱雀大路や朱雀門前を、天皇の警護を担う兵衛隊を先頭に、雅楽隊やお付きの男性貴族・女性貴族がともに歩く。
「衛士隊の再現」では、当時の宮門警備を担当したとされる衛門府・衛士府の衛士たちが登場し、養老衣服令に基づいて再現された行進と朱雀門の開門・閉門の儀式が披露される。
「天平衣装体験」では、唐の漢服の影響を色濃く受けた「衣服令」に基づく奈良時代の衣装をレンタルし、史跡を巡ることができる。
さらに、奈良時代の市のにぎわいを感じさせる貴重な体験も提供される。
※写真は昨年の様子