恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営するエウレカは4月23日、「パートナー探しと卵子凍結に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、2025年3月19日~26日の間、「Pairs」のユーザーで、全国20~39歳の男女9,791人を対象に、インターネットで実施したもの。
将来どの程度子どもを持ちたいと思っているかを聞いたところ、7割が前向きな意向を持っていることがわかった。
男女別の回答でも前向きな意向は女性が70.2%、男性が70.9%と差がないものの、「持ちたいか持ちたくないかわからない」という迷いを抱える割合は、男性が3.6%であるのに対し、女性は10.6%と1割を超え、男女差が表れる結果に。
20~39歳の女性を対象に、卵子凍結に興味がどのくらいあるかを尋ねると、「実施済み」「とても興味がある」「まあまあ興味がある」と回答した人の割合は31.5%に上った。なお、「実施済み」は0.3%という結果に。
一方で「あまり興味はない」「全く興味はない」と回答した人も35.9%と3割強に達しており、女性の間でも価値観が分かれた。
卵子凍結をするメリットは何かを尋ねると、女性については「妊娠・出産のタイムリミットを延ばせる」(63.3%)と「将来の選択肢を増やせる」(59.4%)の回答が過半数を占める結果に。
対して、男性の回答で半数を超えたものはなく、最も高い回答割合は「交際相手の妊娠・出産の選択肢が広がる」(46.9%)であった。卵子凍結を自身の将来設計の一環として捉える女性に対し、男性は主にパートナー側の選択肢として受け止めるような回答の傾向がうかがえるという。
女性に対して、卵子凍結を実施することで、婚活/パートナー探しにどのような影響があるかを質問すると、約半数が「自分の年齢を気にせず、焦らずに婚活に取り組める」と回答し、卵子凍結がマイペースな恋愛・婚活を後押ししていることがわかったという。