学研ホールディングスは4月16日、「転職活動におけるスキル評価についての実態調査」の結果を発表した。同調査は、2025年3月3日〜10日の間、20代~60代の転職活動経験者300人を対象に、インターネットで実施したもの。

  • 転職活動において、自分のテクニカルスキルが正当に評価されたと感じるか

転職活動において、ポータブルスキル(特定の職種や業界に限定されず、どのような職場でも役立つ汎用的なスキル)を十分にアピールできたと思うかを聞いたところ、ポータブルスキルを十分にアピールできた転職者は、テクニカルスキル(汎用性があまり高くないものの、特定の職種や業界で特に高く評価される専門的な知識や技術)も高く評価される傾向がわかった。

  • どのようなスキルを強みとして転職活動をしていたか

どのようなスキルを強みとして転職活動をしていたかを尋ねると、「プログラミング・ソフトウェア開発スキル」「データ分析・統計解析スキル」を強みとしてアピールした人が多く、85%以上が「自分のテクニカルスキルが正当に評価されたと感じた」と回答した。

  • もし転職前に戻れるとしたら、「資格があればもっと有利に転職活動できた」と思うか

もし転職前に戻れるとしたら「資格があればもっと有利に転職活動できた」と思うかを聞くと、7割以上が「そう思う・ややそう思う」と回答。

転職市場の競争激化により、他の応募者との差別化要素として資格の価値が再認識されている。資格は職務関連スキルの客観的証明となり、多くの転職者がスキルの「見える化」の重要性を痛感していることが示されたという。