RIZAPは4月22日、高知県須崎市と健康増進等に関する包括連携協定を締結した。

  • 締結式の様子

    締結式の様子

高知県須崎市は、海・山・川に囲まれた自然豊かなまちで、漁業や農業が盛んである一方、高齢化率は41.7%と全国平均を大きく上回る。健康維持や産業の担い手確保、地域活性化が課題となっている同市は、市民の健康増進に加え新たなコミュニティ創出を目指し、chocoZAPの出店を提案。

  • RIZAP×高知県須崎市、健康増進等に関する包括連携協定を締結

    RIZAP×高知県須崎市、健康増進等に関する包括連携協定を締結

この須崎市の想いに、「一億総健康社会」の実現を掲げ、共助による「まちの元気を"みんなでつくる"まちづくり構想」を進めているRIZAPが共感し、今回の包括連携協定に至ったという。RIZAPは今後、地域の高齢者を中心に「元気リーダー」を育成し、健康づくりの輪を広げていく、としている。

まちの元気を"みんなでつくる"まちづくり構想とは

  • RIZAP×高知県須崎市、健康増進等に関する包括連携協定を締結

    RIZAP×高知県須崎市、健康増進等に関する包括連携協定を締結

RIZAPは、少子高齢化に伴うさまざまな課題を抱える自治体と連携し、chocoZAPの店舗運営と人材派遣に加え、地域資源を有効活用するシェアリングエコノミーの考え方も取り入れながら、地域の健康づくりと活性化を推進する。

同社が提唱する健康で持続可能な"みんなでつくる"まちづくり構想とは、直接的な接点がなくとも、住民自らが主体的に健康的な生活習慣を維持できる地域を目指すことだという。

具体的には、これまで培ってきた「健康に関する知識」「トレーナー育成のノウハウ」「人の行動を前向きに変えるコーチングスキル」を生かし、地域の高齢者を中心に元気リーダーを醸成。

元気リーダーは周りの人に健康の知識を伝えたり、運動機会を提供したりすることで、地域全体に健康づくりの輪を広げていく存在。また元気リーダーとしての活動は、本人のやりがいや生きがいにもつながり、結果として健康寿命の延伸や介護予防にも寄与するという。

今回の提携を機に、初心者でも簡単で使いやすく、いつでも利用できる便利さや気軽に運動や美容、エンターテインメントなどのサービスを楽しめるコンビニジム「chocoZAP」を、須崎市内のスーパーマーケット「マルナカ須崎店」の中にオープン。

官民連携コンビニジム3号店として2025年秋頃に開店する。利用料金は月額3,278円。

なお、須崎市との包括連携協定に基づく連携事項は、主に次の7項目。

  1. 市民の健康づくり機運の醸成に関すること
  2. 市民の健康増進に関すること
  3. 市民の介護予防に関すること
  4. 地域活性化起業人制度を活用した健康増進・スポーツ振興施策の推進に関すること
  5. フィットネスジムの店舗管理を通じた健康づくりの場の提供に関すること
  6. 住民を対象とした健康増進策としてのPoC(概念実証)事業の実施に関すること
  7. その他、目的達成のために必要な事項に関すること