テレビ朝日系ドラマ『魔物』(18日スタート 毎週金曜23:15~)の記者会見が18日に都内で行われ、麻生久美子、塩野瑛久、パク・ジュンソSLL制作代表、テレビ朝日・内山聖子エグゼクティブプロデューサーが登壇した。
同作は、SLLとタッグを組んだ日韓共同制作によるオリジナルドラマ。不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様を美しい映像とともに描いている。SLLから原案、監督、プロデューサーらが参加し、韓国のトップクリエイターによる原案を日本側がシナリオへと昇華。SLLとテレビ朝日のドラマ制作陣が双方の経験やノウハウ、アセットを持ち寄り、ワンチームとなってのオリジナルドラマ制作が実現した。
塩野瑛久、麻生久美子とのラブシーン「たくさん話し合うことができた」
日韓共同制作の撮影現場についてトークが及ぶと、塩野は「見習いたいなと思ったのは、韓国では俳優同士で意見をすり合わせるということ。日本では、お芝居について俳優同士ですり合わせる時間はなかなか少ないんです。今回、麻生さんとは絡みのシーンでたくさん話し合うことができた」と振り返る。
撮影にはインティマシーコーディネーターも参加していたそうで、麻生は「(いらっしゃったことで)余計に話しやすかったです」と回顧。「事前にそれぞれにお話しをしてくださるんです。そのときに自分の中ではどこまでできて、どういうことを思っているのかと全て話すので、インティマシーコーディネーターさんがつけてくれた芝居はお互いに了承しているという上でお芝居ができるので、遠慮をせずに済む」と安心感を口にした。
インティマシーコーディネーターがいない場合には難しさもあるようで、「私たちに自由にどうぞと言われると、『これは嫌なんじゃないか?』とか考えてしまうじゃないですか? そういうことがないので気持ちよくできます!」とその必要性を訴えていた。