東急電鉄は、世田谷線が5月1日に開通100周年を迎えるにあたり、4月29日からアニバーサリーイヤー企画を実施すると発表した。期間は2026年3月31日までとされている。
世田谷線は三軒茶屋駅から下高井戸駅までを結び、世田谷区東部を縦断する約5kmの地域密着路線。1925年に玉川線の支線として開通し、今年で100周年を迎える。
記念企画の実施にあたり、世田谷線開通100周年ロゴマークを制定。レトロなフォントと世田谷線のラインカラーである黄色を用い、沿線の全10駅を表現したデザインで、各種告知や記念商品などに使用される。4月29日以降、このロゴマークをあしらった記念ヘッドマークステッカーが世田谷線300系8編成の先頭部に掲出(「幸福の招き猫電車」や「SDGsトレイン」は除く)される。掲出期間は2026年1月頃までを予定している。
301編成の車内に、開通当時から現在までの写真を中吊りポスターとして掲出した「なつかしのギャラリートレイン」も4月29日から5月31日まで運行予定となっている。
4月29日には、キャロットタワー(東京都世田谷区)26階で100周年記念トークイベント(事前申込・抽選制)と世田谷線の車両・沿線風景のパネル展示が行われる。三軒茶屋駅、宮の坂駅、下高井戸駅の各駅周辺を巡る「世田谷線開通100周年記念キックオフスタンプラリー」や、三軒茶屋駅前での100周年記念マルシェも同日に開催される。