先発登板した今永昇太(写真=GettyImages)

◆ 不運な失点で3勝目持ち越し

 シカゴ・カブスの今永昇太投手(31)が現地時間15日のパドレス戦に先発登板。5回1失点という投球で勝敗付かなかった。

 中5日でのマウンドとなった今永は初回、直近4戦4発と絶好調の1番タティスJr.を遊ゴロに打ち取るなど三者凡退の好発進。2回表には4番ボガーツ、5番ゴンザレスから連続三振を奪うなど無失点に抑えた。

 3回裏には一死から安打と2四球で満塁とするも、3番マチャドをフォーシーム4連投で空振り三振。続く4番ボガーツを一邪飛に打ち取り、ピンチを切り抜けた。4回裏にも一死二、三塁と走者を背負ったが、8番ヘイワード、9番マルドナドを連続三振に仕留め、この回も先制点を阻止した。

 5回裏、1番タティスJr.を右飛、2番アラエスをフォーシーム3球で見逃し三振とテンポよく二死を奪い、3番マチャドを初球で右翼線へのファウルフライに打ち取るも、右翼手カイル・タッカーが落球。4球目でも本塁付近に飛球を打たせたが、今度は三塁手ゲージ・ワークマンが捕球できず。その後、ファウルで4球粘られ、9球目のフォーシームで左中間スタンドへの2号ソロを被弾。攻守交代のはずが、まさかの連続失策により先制点を許した。

 この試合の今永は5回93球を投げて4被安打、3四球、7奪三振、1失点(自責無し)という投球。前回登板のレンジャーズ戦では5失点を喫したが、西地区首位のパドレス相手に好投。今季5戦目を終えて2勝1敗、防御率2.22を記録している。

 カブスは先制を許した直後の6回表、無死一、三塁から7番ピート・クロー・アームストロングのスクイズで同点とし、今永の黒星を帳消しに。なおも一死二、三塁と好機が続いたが決定打は出ず。本拠地11連勝中のパドレスに対して1対1の同点で試合終盤を迎えている。