三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、三井住友カードは5月より、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」の提供を開始する。
中小企業の経営課題を解決する新たなサービス
近年のデジタル技術の進展やテクノロジーの進化、異業種プレイヤーの参入などを背景に、法人分野における金融サービスについても、銀行口座・決済・ファイナンスといった領域で、これらを複合的に組み合わせたサービスの提供が求められるようになっている。
SMBCグループでは、日本の再成長を後押しする上で、日本経済を支える中小企業を含む幅広い事業者の一層の活性化に向けた支援が不可欠であるとし、中小企業が抱える経営課題に十分なレベルでの金融サービスを提供するべく、本サービスを開発したとしている。
同サービスは、口座と決済における従来機能を拡張するだけではなく、スマートフォンや最先端のAI活用により、いつでも非対面で、迅速に利用できる「利便性」と「お得感」を重視した設計となっている。個人向け総合金融サービス「Olive」で培ったノウハウをもとに、三井住友銀行とSMCCが緊密に連携した新たなデジタルサービスを実現する。
なお、本サービスの開発には、steraやOliveでも連携したビザ・ワールドワイド・ジャパンおよび、2024年に資本業務提携を実施したインフキュリオンが参画している。
金融・決済サービスがシームレスに融合
Trunkは、法人向けのネット口座とビジネスカードを軸に、経理業務の効率化、資金の見える化、資金繰り支援など、単なる銀行口座、カードに留まらないおカネ周りのサービスを一体で提供する、法人向けのデジタル総合金融サービスである。
口座を開設する際にはスマートフォンで申し込みが可能。また会計SaaSなど、経理業務に欠かせない周辺サービスなどへシームレスに接続することができる。
ビジネスカードについては、サービス開始当初は法人代表者向けのビジネスオーナーズを口座開設と同時に申し込むことができる。また、来年度中には、会計SaaSへの連携機能など最先端の機能を搭載した新たなビジネスカードの発行を予定している。
最短翌営業日に開設、業界最低水準の手数料
インターネットでの申し込み、Web面談による審査を経て、最短翌営業日での口座開設が可能となる。インターネットバンキングによる振込等の手数料も業界最低水準で提供される。
また、受領した請求書を撮影するだけで動的にデータ化・振込予約が可能となる機能や、同じアプリ上で支払期日を繰り延べ可能にするカード決済連携機能を搭載。さらに、「フレキシブル・ファイナンス」機能により複数の資金調達手段を一元的に管理できるほか、ダッシュボード機能、補助金サポート機能など、随時追加予定としている。
銀行口座、決済、ファイナンスなど多様な機能をAI技術と連携することで利用者が直感的かつスピーディに使いこなせる環境も整備する。
今後も順次、機能を追加
サービス開始以降、以下のスケジュールを目途に、順次、機能追加を予定している。なお、今年5月のサービス開始時点では、三井住友銀行に口座を持っていない利用者を対象とし、デジタル支店(店頭窓口のない非対面の支店)限定で提供される予定。その他、申込条件等の詳細は、サービス開始時にWebサイトで案内される予定である。
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