音楽シーンで活躍するミュージシャンたちが、思い出深い名曲をカバーするNHKの音楽番組『The Covers』(BS/BSP4K 毎週日曜22:50~23:19)。4月6日・13日は、3月6日にBS8Kにて生放送で届けた『The Covers 放送100年フェス』の模様を2週にわたって放送し、13日は番組MC・上白石萌歌の歌唱シーンも収録されている。美しい歌声を披露した上白石に感想を聞くとともに、音楽活動への思いを聞いた。
放送開始100年を記念した『The Covers 放送100年フェス』では、工藤静香、郷ひろみ、堺正章 to MAGNETS(堺正章&ミッキー吉野&シシド・カフカ)、スターダスト☆レビューという豪華ゲストが、NHKホールで名曲を披露。また、adieuとしてアーティスト活動も行う上白石萌歌が、レミオロメンの「3月9日」を透き通る歌声でカバーした。
自身の歌唱が終わるまでMCをしていても落ち着かなかったという上白石だが、「本当に贅沢だなと思います。目の前で皆さんの歌を聞かせていただいて、自分も歌わせていただいて、すごくありがたいです」としみじみ。
そして、女優業と歌手活動について「歌とお芝居は作用し合っていると思っていて、自転車でいう前輪と後輪のように、2つのタイヤで自分が回っている気がします。何より音楽が本当に大好きなので」と、どちらも欠かせないものだという。
また、「歌の中にも主人公がいると思っていて、どんな服が好きかなとか、そういうことを妄想しながら歌ったり。あと、最近気づいたんですけど、毎回何気なく役のテーマソングを作って、役に歌を見出すということをやっていて。この人はこの曲で毎日通勤してそうだなとか思いながら現場に行くことが多いです」と明かす。
現在は弁護士役を演じているという上白石。マネスキンの「GOSSIP」が自身の中でテーマソングになっていると言い、「MVが社会派というか、訴訟を起こしているみたいに見えてきて。毎朝聴いてやる気を入れています!」と話した。
ともにMCを務めるリリー・フランキーは「adieuの倍音が好きで、最近みんなでadieuめちゃくちゃ聴きがちです。声が好きです」と歌声を絶賛。上白石は「やった! うれしいです!」と喜んでいた。
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