![サポーターの怒りを鎮めるべく「身銭を切った」ヘグモ監督(2023年9月撮影) [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
母国クラブのモルデを率いているノルウェー人指揮官ペア・マティアス・ヘグモ監督が、チームの敗戦の“代償”を支払った。10日(現地時間)、スウェーデンメディア『fotbollskanalen』が伝えている。
ヘグモ監督といえば、2024シーズンに浦和レッズを率いたことでJリーグファンにも馴染みがあるかもしれない。成績不振によりシーズン途中の2024年8月に浦和との契約が解除され、現在はエリテセリエン(ノルウェー1部リーグ)に所属するモルデを率いている。
だが、6日(現地時間)に行われたリーグ第2節のサンデフィヨルド戦で65歳の指揮官は思わぬ事態に陥る。アウェイ戦を0-3で落としたことで、敵地まで足を運んだ一部モルデサポーターから不満が噴出。『fotbollskanalen』によると、試合を終えたヘグモ監督のもとにはサポーターから電子決済システム「Vipps」によって3000ノルウェークローネ(約4万円)の支払い要求が届いた模様だ。
当事者のヘグモ監督は「試合が終わってがっかりして家に帰ると、観戦したサポーターから不満のメッセージが届いていた」と、ノルウェーのテレビ局『TV2』が行ったインタビューで告白。「妻のヒルデが『私たちが支払うべきよ』と言ったんだ」と話し、サポーターの要求通りに送金したという。
なお、ヘグモ監督は「ほかにも要求が届いた」と支払い要求が複数件あったことを明かしたが「(支払いは)1回で十分だよね」と、最初の支払い以外は対応しなかった模様。エリテセリエンはシーズンが始まったばかりだが、ヘグモ監督率いるモルデはリーグ戦2連敗スタートといきなり躓いている。