ワールドインテックは4月1日、「チロルの森」(長野県塩尻市)の営業を4月26日に再開することを発表した。また、営業再開に先立ち、4月19日と4月20日にプレオープンを実施する。

  • チロルの森

4年半ぶりの営業再開へ

同施設は2020年11月に新型コロナウイルスの影響を受け閉園していたが、多くの支援と期待の声を受け、2024年夏に試験営業を実施し、1カ月間で約25,000人が来園。この結果を踏まえ、4年半ぶりの営業再開が決定した。営業再開後は、地域の期待に応えるとともに、訪れる人々に心安らぐひとときを提供し、地域の魅力を発信していく。

また、新たな魅力として園内に塩尻市の気候に適した醸造用と生食用のブドウ畑を整備する。将来的にはワイナリーを設立し収穫、醸造、販売のサイクルを目指す。また、ブドウ畑の一部ではソーラーシェアリングを採用し、営農と発電の両立を図る。これにより、ブドウ栽培と収穫体験、自然環境に配慮した取り組みを学ぶ機会と場を提供していく。

「復活感謝祭」を開催

4月26日と27日の2日間に亘って、塩尻市民有志による「チロルの森 復活感謝祭」を開催する。初日には塩尻市長が登壇予定のセレモニーが行われるほか、ワークショップやキッチンカーの出店なども予定されている。開催時間は10:00~17:00(最終入園16:00)となっている。

家族で楽しめる施設・アクティビティも充実

園内では、子どもに人気のシルバニアファミリーのプレイコーナーやくじ、家族で遊べるボート池、ゴーカート、エア遊具などのアクティビティが楽しめる。最大収容人数約180名のレストランでは、地元グルメの山賊焼きや蕎麦などのメニューを用意。昨年夏に好評だった塩尻市および周辺地域を紹介する観光案内館も再登場し、地域の魅力を発信する。

  • シルバニアファミリー 紹介パネル

  • 塩尻市観光案内館の様子

また、休日を中心にカブトムシ採取や宝石探しなどの体験イベントを開催予定。さらに、園内全体を活用したマーケットイベントでは、立ち並ぶテントがフォトジェニックな空間を作り、地元の生産者やクリエイターとの交流を楽しめる。

  • マーケットイベントの様子

  • カブトムシ採取体験の様子

施設の営業時間は10:00から17:00まで(最終入園は16:00)。営業期間は2025年4月26日~11月24日までで、毎週火曜と水曜が休園日となる(GWやお盆期間を除く)。入園料は中学生以上が1,000円、小学生以下が500円、犬は300円となっており、クリーンキットとドッグランの利用券が付属する。ドッグランは小型犬および中型犬(12kgまで)が利用可能。