リクルートはこのほど、「国内宿泊旅行ニーズ調査 2025春」の結果を発表した。調査は2025年2月6日~2月10日、18~69歳6,475人を対象にインターネットで行われた。

6月以降の旅行先「大阪府」の人気上昇

旅行の行き先となる都道府県のランキングを昨年と今年で比較すると、大阪府が「ゴールデンウイーク」「6月以降の旅行先」のいずれにおいても順位を上昇させた。ゴールデンウイークの旅行先では、昨年の6位から今年は3位に上昇し、6月以降の旅行先では昨年の4位から3位へと順位を上げた。

  • ゴールデンウイークの旅行先上位5都道府県/6月以降の旅行先上位5都道府県

大阪旅行の目的「お祭りやイベントの参加・見物」が急上昇

大阪府への旅行目的として、昨年と比較して急上昇しているものは、ゴールデンウイークでは「テーマパーク(遊園地)・動物園・博物館など」と「お祭りやイベントへの参加・見物」だった。また、6月以降の旅行では「お祭りやイベントの参加・見物」が急上昇した。

この傾向は東京では見られず、大阪特有の現象と考えられる。その要因として、4月13日から開催される「大阪・関西万博」の影響があると推察される。

  • ゴールデンウイークの旅行目的

  • 6月以降の旅行目的

大阪府への旅行者属性

大阪府への旅行者について、ゴールデンウイークのデータを分析すると、宿泊施設ではシティホテルやビジネスホテルの需要が昨年よりも増加し、同行者の傾向としては1人旅の割合が昨年よりも伸びている。

旅行者の居住地に大きな変化は見られないものの、関東が約40%、東海が約15%を占める割合は昨年とほぼ同様の傾向を示している。

  • ゴールデンウイークの宿泊施設

  • ゴールデンウイークの同行者

  • ゴールデンウイークの旅行者の居住地