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いよいよ2025年のレギュラーシーズンが開幕したプロ野球。上位進出のためには、新戦力の台頭が欠かせないだろう。とはいえ、3年連続最下位に沈んでいる阪神タイガースには、復活を期す選手も多く存在する。そこで今回は、2025年に再起を図る阪神の選手を紹介する。
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伊藤将司
投打:左投左打
身長/体重:179cm/88kg
生年月日:1996年5月8日
経歴:横浜高 - 国際武道大 - JR東日本
ドラフト:2020年ドラフト2位
安定感抜群の投球が魅力の伊藤将司。しかし、まだ本調子とは言えない状況が続いている。
伊藤将は神奈川県の名門・横浜高で甲子園を2度経験。卒業後は国際武道大に進み、大学リーグ戦ではMVPや最多勝など4冠を獲得するまでに成長した。
JR東日本でもエースとして活躍し、2020年ドラフト2位で阪神タイガースに入団した。
プロ1年目から10勝を挙げる活躍で、即戦力の働きを見せた。チームがリーグ優勝・日本一を達成した2023年にも、21試合の登板で10勝5敗、防御率2.39の好成績をマーク。
しかし、連覇を期待された昨季は、精彩を欠くピッチングが目立ち、18試合の登板で4勝5敗、防御率4.62と大きく成績を落とした。
今季は開幕ローテーション入りを逃したが、4月3日にリリーフとして一軍昇格。是が非でも結果を残したいところだ。
岩貞祐太
投打:左投左打
身長/体重:183cm/87kg
生年月日:1991年9月5日
経歴:必由館高 - 横浜商科大
ドラフト:2013年ドラフト1位
復活を期す選手の1人には、岩貞祐太も含まれるだろう。
必由館高では甲子園出場を果たせず、横浜商科大に進学。2年時に最優秀投手に輝いた活躍もあり、日米大学選手権に出場した。
プロからも注目される存在となった岩貞は、2013年ドラフト1位で阪神タイガースから指名を受けた。
プロ3年目には規定投球回をクリアし、25試合の登板で10勝9敗、防御率2.90をマーク。先発として飛躍を果たした。
ただ、その後は苦しむ期間が続き、2020年からはリリーフ起用が増加。すると、2022年は53試合、2023年は50試合に登板し、チーム内での存在感を高めた。
ところが昨季は、勤続疲労が影響したのか、精彩を欠く投球が続いたこともあり、わずか2試合の一軍登板に終わった。
強力な投手陣の中に割って入るためには、ファームで結果を残し続けなければならないだろう。
木浪聖也
投打:右投左打
身長/体重:179cm/81kg
生年月日:1994年6月15日
経歴:青森山田高 - 亜細亜大 - ホンダ
ドラフト:2018年ドラフト3位
正遊撃手を担う木浪聖也も、今季の復活が待たれる1人である。
木浪は青森山田高を卒業後、亜細亜大に進学。その後、社会人野球のHondaで活躍を続け、2018年ドラフト3位で阪神タイガースに入団した。
プロ1年目から「1番・遊撃」で開幕スタメンに抜擢。同年は最終的に113試合出場、打率.262(規定未満)、4本塁打、32打点の数字を残した。
十分な成績を収めた木浪だったが、プロ2年目以降はルーキーイヤーほどの活躍ができず。2022年は41試合の出場にとどまり、打率.204と寂しい数字に終わった。
それでも、2023年はショートのレギュラーとして攻守に躍動。同年はキャリアハイの127試合に出場して打率.267、109安打をマークし、チームのリーグ優勝・日本一に貢献した。
だが、昨季は再び不振に陥り、116試合に出場するも、打率.214でシーズンを終えた。
日本一を達成した2023年には「恐怖の8番」として称された木浪。同年のような活躍が期待されている。
楠本泰史
投打:右投左打
身長/体重:180cm/85kg
生年月日:1995年7月7日
経歴:花咲徳栄高 - 東北福祉大
ドラフト:2017年ドラフト8位
新たな環境で復活を図りたい楠本泰史。まずは一軍昇格に向け、ファームで汗を流している。
楠本は埼玉の強豪・花咲徳栄高を卒業後、東北福祉大に進学。日米大学選手権では首位打者に輝き、リーグ戦でも数々のタイトルを獲得した。
その後、2017年ドラフト8位で横浜DeNAベイスターズに入団した。
プロでは持ち前の打撃センスを活かし、徐々に出場機会を増やした。2022年には自己最多タイとなる94試合に出場し、打率.252、6本塁打、26打点の成績を残した。
覚醒の兆しを見せ始めたかに思えたが、翌2023年は打率.191と低迷。昨季も復調のきっかけを掴めず、キャリア最少となる18試合の一軍出場にとどまった結果、戦力外通告を受けた。
今季から阪神タイガースの一員となったものの、外野のレギュラー奪取は難易度が高い。まずは、代打などの役割で一軍での出場機会を掴みたいところだ。
梅野隆太郎
投打:右投右打
身長/体重:173cm/77kg
生年月日:1991年6月17日
経歴:福岡工大城東高 - 福岡大
ドラフト:2013年ドラフト4位
扇の要としてチームを引っ張る梅野隆太郎も、近年は寂しい成績が並んでいる。
梅野は福岡工大城東高で高校通算24本塁打をマークし、卒業後は福岡大に進学。ベストナインに幾度となく輝き、2013年ドラフト4位で阪神タイガースから指名を受けた。
ルーキーイヤーから積極的に起用され、92試合に出場。同年は打率.197ながらも、7本塁打を放った。
2018年には初の規定打席をクリアし、正捕手座を掴んだ梅野。2019年にキャリアハイの9本塁打を放つなど、守備面だけでなくパンチ力ある打撃でも存在感を示した。
ところが、2021年から低打率に終わるシーズンが続き、昨季は盗塁阻止率も.216と低調な数字に。
将来を期待される若手捕手も多くいるだけに、今季の巻き返しは必須と言えるだろう。
西純矢
投打:右投右打
身長/体重:184cm/98kg
生年月日:2001年9月13日
経歴:創志学園高
ドラフト:2019年ドラフト1位
ドラフト1位で入団した西純矢は、一つの正念場を迎えていると言っていいだろう。
創志学園高でエースナンバーを背負い、2年夏の甲子園では1試合16奪三振という驚異的な投球を披露。高校日本代表にも選出され、素質を高く評価された結果、2019年ドラフト1位で阪神タイガースに入団した。
高卒2年目の5月19日のヤクルト戦で一軍デビュー。同試合ではプロ初登板ながらも5回無安打無失点の快投を披露し、プロ初勝利を挙げた。
さらに、2022年には14試合に登板して6勝3敗、防御率2.68の好成績を収め、翌年以降の飛躍を予感させていた。
しかし、2023年も一軍で5勝を挙げたものの、コントロールに苦しみ、与四球数が増加。そして昨季は、わずか4試合の一軍登板にとどまり、勝ち星なしの1年となった。
高卒6年目を迎える今季だが、2月下旬に右肘の手術を敢行。まずは万全な状況でマウンドに戻りたいところだ。
【了】