ZWEIが運営する「ツヴァイ婚活研究所」は3月25日、「結婚後の家計管理」をテーマにしたアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年1月29日~2月3日、20歳以上の男女794名を対象にインターネットで行われた。
20代男性の94.3%が「お小遣いは各自で管理」を希望
従来のイメージでは、夫が稼いだお金を妻が管理し、夫には"お小遣い"を渡す、というスタイルが一般的だった。しかし、今回の調査で「お小遣いはそれぞれで管理したい」と回答した20代男性は94.3%と圧倒的な結果に。
一方で「自分が管理したい」と答えた20代男性はわずか1.9%で、もはや「夫が家計の主導権を握る」時代ではないことがわかる。
この傾向は年齢が上がるにつれて変化し、50代男性では「それぞれ管理したい」が70.5%にまで減少。また、「相手に管理してほしい」と考える男性の割合は、20代では3.8%にとどまるものの、40代では20.3%、50代では20.5%と増加し、年齢を重ねるほど「妻に家計を任せる」という考え方が強くなる傾向が見られた。
30%超の女性がイニシアチブを希望
一方、女性の意識調査では、20代女性の34.7%、30代女性の28.9%、40代女性の32.7%が「お小遣いは自分が管理したい」と回答。これは世代に関係なく、一定数の女性が「家計のイニシアチブを握りたい」と考えていることを示している。興味深いのは、「それぞれ管理する」と考える女性の割合も比較的高いこと。20代では61.1%、30代では63.5%と、夫婦でお金を分けて管理するスタイルが主流になりつつあることが分かる。
以上の調査では、男性は「それぞれで管理」を希望する一方、女性は「自分が家計を管理する」意識が根強いというギャップが明らかになった。
「貯蓄口座を一緒にしたい」最多は20代女性
「貯蓄口座を夫婦で一緒にしたい」と考えるのは、意外にも20代女性が40.3%と最も高く、50代以上の男性が16.7%と最も低い結果に。特に20代において、男性は「それぞれ別々に管理したい」と考える傾向が強く、若い世代ほど男女で考え方の違いが顕著になることが分かった。