フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で、23日に放送された『私が踊り続けるわけ4 ~58歳のストリッパー物語~ 前編』。日本最高齢のストリッパー・星愛美さん(58)とそのファンたちを追った作品で、30日に後編が放送される。
前編では、愛美さんが抗がん剤治療を途中でやめてステージに立つことを選んだ姿が映し出された。この決断に、取材した大里正人ディレクターは「“星愛美らしいな”と思いました」と理解しながら、命を削って踊り続ける彼女を撮っていた――。
大舞台を前にがんを調べる精密検査を
2024年5月の誕生日イベントに、愛美さんは抗がん剤治療を途中でやめてまで、ステージに立つことを選んだ。迎えた本番のステージでは、体の痛みに耐えながら踊る愛美さんの姿に、「星組」と呼ばれる愛美さんファンを始め、大勢の観客が涙を流した。
次なる大舞台は、10月のデビュー35周年イベントのステージ。地方巡業をこなしながらも準備を進める愛美さんだが、長い闘病生活で落ちた体力に加えて股関節の痛みは増すばかりで、得意のブリッジの姿勢すら、できなくなっていた。
そんな中、誕生日イベントに姿を見せなかった愛美さんのファン「星組」の中心メンバー・ひこにゃんから「急性骨髄性白血病で入院している」と連絡が入る。そして追い打ちをかけるように、愛美さんも血液検査の結果が思わしくなく、全身のがんの有無を調べる精密検査を受けることになった。
検査結果を待ちながら、3カ月後に控えた大舞台に向けて突き進む愛美さん。同居する82歳の母は、娘の身を案じつつも、全身全霊でストリップに生きる姿を見て、「もう辞めたら」とは言い出せずにいた…。
「自分の中で許せなかったのだと思います」
『ザ・ノンフィクション』で第4弾となる星愛美さんのドキュメンタリー。今回の取材は、「抗がん剤治療を受けてから、このままこの治療を続けていいのかという思いが本人の中にずっとあって、その気持ちを追ってみようと思いました」と始まった。
すると、「ステージが治療」と、抗がん剤治療を打ち切ることを決めた愛美さん。大里Dも「抗がん剤治療を続けていたら、どんどん体が衰弱してくので、もう二度とステージに立てなくなるだろうというのが目に見えていました。それは自分の中で許せなかったのだと思います」と理解し、「“星愛美らしいな”と思いました」と振り返る。